M84でアルゼンチーニ「ヌード」展、甘い香り漂う作品18点

【銀座新聞ニュース=2026年7月10日】Art Gallery M84(中央区銀座4-11-3、ウインド銀座ビル、03-3248-8454)は7月13日から9月26日までギド・アルゼンチーニさんによる写真展「女性的宇宙」を開く。

Art Gallery M84(アートギャラリーエムハッシー)で7月13日から9月26日まで開かれるギド・アルゼンチーニさんの写真展「女性的宇宙」に出品される「LINDA WITH A DIAMOND RING(ダイヤモンドリングを身に着けたリンダ)2005/2007」((C)Guido Argentini/Courtesy:Sho+1,Tokyo/M84)。

イタリア出身でアメリカ・ロサンゼルスを拠点に活動する写真家のギド・アルゼンチーニ(Guido Argentini)さんは、2007年刊行のPhoto District News(フォト・ディストリクト・ニュース)のシニアエディター、アンソニー・ラサラ(Anthony LaSala)さんによって編集されたヌード写真のコレクションブック「The World’s Top Photographers : Nudes」(RotoVision=ロト・ビジョン社刊行)で、世界の著名なヌード写真家30人の1人として、現代のヌード写真を語る上で重要な人物として取り上げられている。

ギド・アルゼンチーニさんの作品は独自の「女性的な宇宙」を垣間見るよう誘われ、そのすべてが閉ざされた部屋、古き良き別荘、モダンなアパート、多くのホテルという、親密な空間で撮影されている。豪華なベルベットや四柱式ベッドで彩られた最もエレガントな5つ星ホテルから、安っぽいプラスチックの椅子や擦り切れた壁紙で飾られた、最もみすぼらしく取るに足らない時間制のモーテルに至るまで、多岐にわたる場所が舞台となっている。これらすべての部屋が、アーティストが自ら演出する覗き見的な幻想の舞台となり、今回の展示では、前回の2019年7月の個展で紹介していない作品7点を含む、大判の作品約18点を展示する。

画廊によると、ギド・アルゼンチーニさんの「女性美に対する偏愛とも言えるこだわりは、被写体に対して執拗なまでに完璧さを求めることに起因し」ており、「ある種冷徹で一切の妥協を許さない理想美の追求の根底には、女性に対する揺るぎない愛情と理想」があるという。

「彼のフィルターを通して何度も抽出され精製された女性達は、神格化された彫刻のようで、観る者の目を奪い、作り出された舞台装置の中で芸術作品へと昇華された女性の身体は、強度を備えた共感性を持つ美しさを放っています。官能的なロマンスやエレガンスに満ちた甘い香りがそこかしこに漂う、これこそがギド最大の魅力と言える」としている。

ギド・アルゼンチーニさんは1966年イタリア・フィレンツェ生まれ、フィレンツェ大学で3年間医学を学び、1989年に23歳で写真家としての道を歩み始め、1990年にサンタモニカのトッドカプランギャラリーで初個展、2003年にモノクロのヌードシリーズの写真集を発表、2007年に「The World’s Top Photographers : Nudes(世界のトップ写真家:ヌード)」で、現在ヌード写真の旗手として取り上げられ、2013年にバレエダンサーの官能的ヌード写真集を出版している。

開場時間は10時30分から18時30分(最終日は17時)。入場料は990円(成人限定)。日曜日は休み。展示作品は全て販売する。