【銀座新聞ニュース=2026年7月8日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は7月8日から14日まで3階ギャラリー特設会場で小野寺幸裕さん、甲斐のぶおさん、長谷川武雄さんらによる「九州のクラフト展」を開く。
素材の特色と技術の確かさを求め、おおらかで健全なクラフトを制作し続けている「九州クラフトデザイン協会」(事務局・福岡県前原市大字本913、芸術村内、092-323-5606)の会員5組(4人プラス1組)が作品を出品する。
今回、出品しているのは、福岡県で工房「雲」(福岡県糸島市本913、芸術村内、092-323-5606)を主宰、天然木を使用した木製カトラリーなどを制作し、九州クラフトデザイン協会理事の小野寺幸裕(ゆきひろ)さん、大分県で「甲斐のぶお工房 ショップ匙屋」(大分県由布市湯布院町塚原4-84、0977-845-1530)を主宰し、大分産孟宗竹と国産ミズメ材を用いてスプーンやフォークなどを主に製造する甲斐のぶおさん。
宮崎県で「黒木クラフト工房」(宮崎県国富町大字竹田1645、0985-75-1751)を主宰し、天然杉材を使用して弁当箱や重箱を制作している黒木勇夫さん、長崎県で「長谷川陶磁器工房」(長崎県諫早市森山町唐比北466、0957-36-0925)を主宰するクラフトマン・デザイナー、陶芸家で、九州クラフトデザイン協会理事長の長谷川武雄さん、長崎県の「メイドイン諫早を作るプロジェクト」(2017年発足、代表は長谷川武雄さん)の5組。
九州クラフトデザイン協会は1961年に「九州クラフトデザイナー協会」として、クラフトデザインの発展に寄与すると共に、デザイナーの社会的、職能的地位の向上を図ることを目的に設立された。現在は沖縄を含む九州と山口の会員で構成され、1997年に「九州クラフトデザイン協会」と名称も新たにしている。また、デザイナーだけでなく、流通、教育関係者も会員に加えている。
小野寺幸裕さんは1974年福岡県生まれ、1998年に九州産業大学デザイン科を卒業、大分で木工家の時松辰夫さんに師事、2002年に糸島市に工房「雲」を構え、木工具を制作している。
甲斐のぶ夫さんは父親の甲斐治夫さんが独立して始めた「甲斐治夫工房」がルーツで、2000年に「甲斐のぶお工房」を設立、2002年に大分県大分県別府市から由布市湯布院町塚原に工房を移転し、併設のショップ匙屋で販売している。
黒木勇夫さんは1952年宮崎県生まれ、高校卒業後に東京の建設会社に入社し、現場監督として10年間勤務し、29歳で退職、沖縄の西表島に移住し、1981年に宮崎県東諸県郡に「黒木クラフト工房」を開設し、地元の杉を使った弁当箱や重箱を製作している。
長谷川武雄さんは1949年長崎県生まれ、1973年に武蔵野美術短期大学通信教育部デザイン科を卒業、1974年にクラフトハウス茶碗屋を設立、1983年に「クラフトショップみつはな」を開店、同年に日本クラフト賞、九州クラフトデザイン展福岡通産局長賞を受賞し、朝日現代クラフト展で入選、1985年に国際デザインフェア(金沢市)で入選、1986年にPAK展で福岡通産局長賞、国際陶磁器展美濃1986で入選(1995年も入選)、同年に長谷川陶磁器工房を設立、1986年に日本陶磁器デザインコンペティションで入選(1989年も)した。
1995年に(財)大阪デザインセンターのグッドデザイン商品に選定され、2005年にラクタキ(LAKTAKi)シリーズがジェトロのユニバーサル・クラフト・ジャパンに選定されている。社団法人日本クラフトデザイン協会会員、九州クラフトデザイン協会会員(理事長も)、九州陶磁器デザイン協会会員、佐賀県立窯業大学校特別講師。
「メイドイン諫早を作るプロジェクト」は2017年に発足し、代表は長谷川武雄さんで、メンバーは14人。これまでに陶器や金属など異なる素材や技術を融合したコーヒードリッパーなど約10アイテムを制作している。
開場時間は9時30分から20時30分(最終日は15時)まで。
