デジカメ5月出荷額2%減、国内向け上向くも輸出が低迷

【銀座新聞ニュース=2026年7月6日】キヤノン、ニコン、ソニー、富士フイルムなどで構成されているカメラ映像機器工業会(CIPA=Camera&Imaging Products Association、港区芝浦3-8-10、MA芝浦ビル、03-5276-3800)はこのほど、5月のデジタルカメラ生産出荷実績(統計対象は9社)を発表した。

冨士フイルムはレンズ付フィルム「写ルンです」シリーズの新製品として防水仕様の「写ルンです Active」(画像)を8月上旬に、黒白フィルムを採用した「写ルンです Black and White」を9月以降に発売する。「Active」は本体をプラスチックで覆うことで水深10mまでの防水性能を備え、通常モデルより大きいフィルム巻き取りノブやレバー型のシャッターボタンを配置し、水中や手袋を付けたままでもスムーズな操作が行え、専用のハンドストラップも付属する。「Black and White」は黒白フィルムを使用した使い切り型カメラで、シャープで粒状感が滑らかなモノクロの質感が表現でき、カラーネガフィルムと同じ現像処理に対応し、全国の写真店などで現像を注文できる。いずれもフィルムは27枚撮り。価格はオープン。

それによると、5月のデジタルカメラの生産は台数で前年同月比11.7%減の73万2280台と12カ月ぶりにマイナス、金額で同7.4%増の537億2767万円で11カ月続けてプラスだった。一方、出荷は台数が同17.6%減の75万1208台で3カ月ぶりにマイナス、金額が同2.4%減の812億1085万円と3カ月ぶりにマイナスだった。

うち、日本国内向けの出荷台数が同10.2%増の8万7924台、金額が同33.9%増の76億4215万円、輸出(日本向け以外の出荷)は台数が同20.3%減の66万3284台、金額が同4.0%減の735億6870万円だった。

デジタルカメラの輸出の地域別では、中国向けが台数で同39.0%減の18万0978台、金額で同19.0%減の246億6770万円とマイナスで、日本・中国以外のアジア向けが台数で同4.8%減の10万3837台、金額で同22.9%増の122億8557万円、ヨーロッパ向けが台数で同14.4%減の15万9805台、金額で同9.6%増の163億1097万円、アメリカ(米州)向けが台数で同6.6%減の18万7932台、金額で同3.9%減の166億5441万円、その他地域向けが台数で同19.9%減の3万0732台、金額で同8.1%減の36億5006万円だった。

タイプ別でみると、レンズ一体型は生産が台数で同23.5%増の21万2143台、金額で同31.0%増の98億2957万円、出荷が台数で同0.6%減の21万9862台、金額が同2.5%減の136億6743万円だった。うち、日本国内向けの出荷台数が同4.5%増の4万1511台、金額が同11.5%増の20億5760万円、輸出(日本向け以外の出荷)は台数が同1.8%減の17万8351台、金額が同4,6%減の116億0983万円だった。

輸出の地域別ではレンズ一体型は中国向けが台数で同48.3%減の2万6672台、金額で同36.9%減の24億5398万円、日本・中国以外のアジア向けが台数で同22.8%減の2万1785台、金額で同16.7%減の15億8989万円、ヨーロッパ向けが台数で同15.4%増の4万9272台、金額で同8.2%増の31億0574万円、アメリカ(米州)向けが台数で同52.4%増の7万0334台、金額で同35.6%増の37億8515万円、その他地域向けが台数で同20.5%減の1万0288台、金額で同5.0%減の6億7506万円だった。

一方、レンズ交換式は生産が台数で同20.9%減の52万0137台、金額で同3.2%増の438億9810万円、出荷が台数で同23.1%減の53万1346台、金額で同1.2%減の675億4342万円だった。日本国内向け出荷が台数で同15.8%増の4万6413台、金額で同44.6%増の55億8455万円、輸出(日本向け以外の出荷)が台数で同25.5%減の48万4933台、金額で同3.9%減の619億5887万円だった。

レンズ交換式のうち、一眼レフの生産が台数で同34.9%減の4万5569台、金額で同27.6%減の14億1784万円、出荷の台数が同34.8%減の4万6346台、金額が同38.1%減の18億9806万円だった。日本国内向け出荷が台数で同20.4%減の933台、金額で同27.0%減の6664万円、輸出(日本向け以外の出荷)が台数で35.0%減の4万5413台、金額で同38.5%減の18億3142万円だった。

一眼レフの輸出は中国向けが台数で同78.6%減の456台、金額で同74.5%減の5590万円、日本・中国以外のアジア向けが台数で同53.2%減の1898台、金額で同38.6%減の1億4150万円、ヨーロッパ向けが台数で同65.1%減の1万3570台、金額で同59.1%減の5億3531万円、アメリカ(米州)向けが台数で同18.9%増の2万8757台、金額で同10.9%減の10億6878万円、その他地域が台数で同15.1%増の732台、金額で同51.2%増の2992万円だった。

レンズ交換式のうち、ミラーレスは生産が台数で同19.2%減の47万4568台、金額が同4.7%増の424億8026万円、出荷の台数が同21.7%減の48万5000台、金額が同0.6%増の656億3432万円だった。日本国内向け出荷が台数で同16.9%増の4万5480台、金額で同46.3%増の55億1792万円、輸出(日本向け以外の出荷)が台数で同24.3%減の43万9520台、金額で同2.2%減の601億2745万円だった。

ミラーレスの輸出は中国向けが台数で同36.7%減の15万3850台、金額が同15.9%減の221億5781万円、日本・中国以外のアジア向けが台数で同4.3%増の8万0154台、金額で同34.4%増の105億5418万円、ヨーロッパ向けが台数で同7.8%減の9万6963台、金額で同18.4%増の126億6991万円、アメリカ(米州)向けが台数で同32.1%減の8万8841台、金額で同11.5%減の118億0047万円、その他地域が台数で同20.5%減の1万9712台、金額で同9.1%減の29億4508万円だった。

センサーサイズでは、レンズ交換式のうち35ミリ以上の生産が同17.3%減の20万8002台、金額が同13.3%増の278億0122万円、出荷が台数が同21.5%減の20万1136台、金額が同0.3%増の417億5474万円だった。日本国内向け出荷が台数で同1.3%減の1万4731台、金額で同46.6%増の33億4642万円、輸出(日本向け以外の出荷)が台数で同22.8%減の18万6405台、金額で同2.4%減の384億0832万円だった。

35ミリ未満の生産が台数で同23.1%減の31万2135台、金額で同10.5%減の160億9688万円、出荷が台数で同34.0%減の33万0210台、金額で同3.4%減の257億8868万円だった。日本国内向け出荷が台数で同25.9%増の3万1682台、金額で同41.6%増の22億3813万円、輸出(日本向け以外の出荷)が台数で同27.1%減の29万8528台、金額で同6.2%減の235億5055万円だった。