蔦屋書店でパク・ヨンジェ「回帰線」展、循環する生命を描く

【銀座新聞ニュース=2026年8月26日】書店やレンタル店、フランチャイズ事業などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区南平台町16-17、渋谷ガーデンタワー)が運営する銀座蔦屋書店(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-7755)は8月29日から9月16日までアートスペース「FOAM CONTEMPORARY」でパク・ヨンジェさんによる個展「回帰線:永遠が留まる場所(Tropic of Return: Where Eternity Resides)」を開く。

銀座蔦屋書店で8月29日から9月16日まで開かれるパク・ヨンジェさんの個展「回帰線:永遠が留まる場所(Tropic of Return: Where Eternity Resides)」に出品される作品「The Untilted Cosmos(まだ傾いていない宇宙)」(Oil on canvas)。

韓国出身の画家、パク・ヨンジェさんは、孤独や喪失、夢、再生といった内面的なテーマをもとに、現実と幻想が交錯する心象風景を絵画を中心に発表している。今回のタイトル「回帰線」は、地球上で太陽の軌道が反転する境界線を意味し、この言葉を人生の途上で訪れる精神的な転換点として捉え、変容しながら循環する生命のあり方を新作シリーズを通して描いている。

画面に登場するレイ(Ray)、イーデン(Eden)、モリー(Moly)は、都市生活者の孤独や実存を象徴する作品上の存在で、彼らが都市の静寂から、現実と幻想が交錯する「あわい」の領域へと入り、自己の変容を経て夢の世界へたどり着くまでの過程が、物語のように描かれている。誕生と消滅、喪失と再生が織りなす円環的な軌跡を通じて、鑑賞者は、自身の記憶や存在について振り返る機会を得られるとしている。

パク・ヨンジェさんはソウルを拠点に活動する現代アーティスト・画家で、ハイパーリアリズム彫刻(フィギュア制作)と絵画を並行して手がけ、現実と幻想が交錯する心象風景や都市生活者の孤独と再生をテーマにした作品を発表している。

パク・ヨンジェさんは今回の個展について、「『回帰』という希望に満ちた営みを讃える賛歌である。キャンバスの始まりと終わりの境界が消え去り、一つの循環となるように、私たちの人生もまた、自らを手放すことで、そのたびに新たな生命の温度を宿しながら生まれ変わっていく。重い現実の軌道を黙々と歩み続けてきたあなたが、この回廊の果てで、自分の中に眠る、忘れかけていた揺りかごを再び見つけ出すことができるよう願っている」としている。

パク・ヨンジェさんは1982年生まれ、高校を卒業後に2009年から2019年まで香港のアートフィギュアカンパニーでアートディレクターとして造形と色彩作業の製作と総括をし、2003年にソウルアニメーション造形公募展で大賞を受賞している、

28日18時30分から20時まで会場でレセプションを開く。参加は自由。

開場時間は11時から19時まで(最終日は18時)。入場は無料。月曜日は休み。