【銀座新聞ニュース=2026年8月19日】国内最大の放送グループ、フジ・メディア・ホールディングス(港区台場2-4-8)グループの映像、音楽ソフトメーカーのポニーキャニオン(港区六本木1-5-17、03-6230-9700)は9月4日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「スワロウテイル 4Kリマスター」の初日に三上博史さん、Charaさんらによる舞台あいさつを開く。

9月4日から一般公開される「スワロウテイル 4Kリマスター」((C)SWALLOWTAIL PRODUCTION COMMITTEE)。作品は1996年9月に公開され、今回、30周年になる2026年にリバイバル公開される。
4日13時の回上映終了後に、監督の岩井俊二さんをはじめ、上海系の円盗でグリコの恋人で、「YEN TOWN CLUB」の実質オーナーとなる「ヒオ・フェイホン」役の三上博史さん、上海出身の円盗で娼婦で「YEN TOWN BAND」のボーカル「グリコ」役のChara(チャラ)さん、娼婦の母親を持つ円盗二世でグリコの元で働くことになる「アゲハ」役の伊藤歩さんが舞台に登場してあいさつする。
ウイキペディアによると、「スワロウテイル」は岩井俊二さんが原作、監督、脚本を手掛けた1996年9月に公開された作品で、今回、岩井俊二さんが完全監修して30周年となる2026年に4Kリマスター・Dolby Atoms化してリバイバル公開される。また、1996年7月に岩井俊二さんが原作となる小説「スワロウテイル」(角川書店)を刊行している(1999年3月に文庫化)。
作品は架空の歴史をたどった日本にある街を舞台に移民を描いた作品で、登場人物達が日本語、英語、中国語(そして、それらを混ぜた言語)を話す無国籍風な世界観となっている。
eiga.comによると、物語は「円」が世界で一番強かった頃に日本にやって来た移民たちが街を「円都(イェンタウン)」と呼ぶ一方で、日本人はこの名前を忌み嫌い、移民たちを「円盗(イェンタウン)」と呼んで蔑んだ。
母親を亡くした少女は、胸にアゲハ蝶のタトゥーを入れた娼婦グリコに引き取られ、アゲハと名付けられる。グリコは歌手を夢見て上海からやって来た「円盗」だった。アゲハはグリコの紹介で、彼女の恋人フェイホンや謎の男ラン(渡部篤郎さん)と出会い、ランが営むなんでも屋で働きはじめる。
ある日、アゲハはグリコの客・須藤(塩見三省さん)に襲われたところを元ボクサーのアーロウ(シーク・マハメッド・ベイさん)に助けられ、死んでしまった須藤の腹から1本のカセットテープを見つける。同じ頃、中国系マフィアのボスであるリャンキ(江口洋介さん)が、須藤とカセットテープの行方を追っていた。
岩井俊二さんは1963年宮城県仙台市生まれ、1987年に横浜国立大学教育学部美術学科を卒業、学生時代から小説家をめざし、卒業前に就職活動をせず、映像関係の仕事に就くためアルバイトをしながら人脈を広げる。1988年にビーイングなどのミュージック・ビデオの仕事をはじめ、1993年にフジテレビ系ドラマ「if もしも-打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」を演出し、日本映画監督協会新人賞を受賞し、同作は再編集され、1994年に劇場公開された。
1995年に初の長編映画「Love Letter」を監督し、1995年に映画「スワロウテイル」を監督し、知名度を大きく上げた。その後、独特な映像美から「岩井美学」などと呼ばれる。1999年に初めてドキュメンタリーを発表し、2000年に庵野秀明(あんの・ひであき)さん監督の「式日」に俳優として出演した。2001年にネット上のBBSを使った大衆参加による小説「リリイ・シュシュのすべて」を完成、映画化し、2004年に角川文庫から単行本が刊行されている。2003年にウエブ配信という方法で「花とアリス(ショートフィルム)」を公開した。
2004年4月からウェブページでシナリオ募集していた「しな丼」のコーナーを閉鎖し、「戯作通信」こと「プレイワークス(playwoks))」というウェブサイトを開設、ラジオ番組として「円都通信」がスタートし、「プレイワークス」(「しな丼」)で扱われたシナリオがラジオドラマとして毎週放送されていた。その中から「虹の女神」(2006年)、「BANDAGE バンデイジ」(2010年)が映画化された。
2005年よりロサンゼルスに拠点を移し、2009年にフランス・アメリカ合作映画「ニューヨーク、アイラブユー」に監督の1人として参加、ハリウッドで初の長編映画「バンパイヤ(vampire)」を撮影し、2014年に短編アニメ「タウンワーカーズ(TOWN WORKERS)」を監督し、2015年に長編アニメ「花とアリス殺人事件」を監督し、ロトスコープ手法で制作し、2024年9月23・25日配信のYouTubeチャンネル「街録chーあなたの人生、教えて下さい」に前・後編とも出演し、インタビューに対しこれまでの人生について語っている。
チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、20日23時59分締め切り。料金は全席指定で2400円均一。プレミアボックスシートは1100円プラス。作品は「R15+」(15歳未満は鑑賞できない)に指定されている。