大丸松坂屋画廊でコ・サンウ展、15種の絶滅危惧動物の正面肖像

【銀座新聞ニュース=2026年9月3日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は9月3日から9日までコ・サンウさんによる個展「FOREVER FREE」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で9月3日から9日まで開かれるコ・サンウさんの個展「FOREVER FREE(フォエバー・フリー)」のフライヤー。

視覚芸術家(ビジュアルアーティスト)のコ・サンウ(KOH SANG WOO、高相宇)さんは写真、パフォーマンス、絵画、デジタルアートを融合させている。今回は、「すべての生命は等しく価値がある」という理念のもと、共存と共生のメッセージを伝えるとしている。

画廊によると、絶滅危惧動物を題材にした動物肖像シリーズを展示し、15種類の絶滅危惧動物を描いたデジタルドローイングによって構成されている。注目されるのは、伝統美術における正面肖像画の形式を取り入れた、絶滅危惧動物のデジタルペインティングで、コ・サンウさんは、これまで軽視されがちであった動物の肖像を、人間の肖像と同等に重要な存在として提示し、種を超えた「平等」を表現している。

野生動物も人間と同じように個性や感情を持ち、多様な種が共に生きる社会の一員として尊重されるべき存在であるという、動物の権利宣言にも通じる芸術的なメッセージが込められている。また、作品に描かれた動物たちは、観客にまっすぐ向けられた視線によって、それぞれの個性を際立たせている。力強く自信に満ちたそのまなざしは、人間を優位に、動物を劣位に置く人間中心的な世界観に問いを投げかけている。

また、写真の色彩や明暗を反転させるネガ技法から生まれる青い色調は、作家のセルフポートレートや人物肖像だけでなく、動物の肖像にも一貫して用いられている。コ・サンウさんは本展を通じて、生命の根源へと立ち返る道を提示する。

コ・サンウさんは写真の色彩と陰影が反転する「ネガティブ手法」を用いて青いトーンの幻想的な作品群を生み出すことから、「青い写真芸術の先駆者」と呼ばれている。

コ・サンウさんは1978年韓国ソウル市生まれ、1994年にアメリカに移住し、2001年にアメリカ・シカゴ美術館付属美術大学(School of Art Institute of Chicago)を卒業、写真とパフォーマンスアートを専攻している。2013年に「韓国の重要な現代アーティスト100人」に選出されている。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。