【銀座新聞ニュース=2026年9月4日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は9月9日から15日まで4階ギャラリーで「国内最大級規模 万華鏡の祭典 魅惑の大万華鏡展」を開く。
万華鏡専門店の「鎌倉ヴィヴァン(社名はヴィヴァン)」(神奈川県鎌倉市雪ノ下1-12-5、エムズアーク鎌倉2階、0467-22-2351)が主催する、「国内最大級規模」の万華鏡展で、現代の万華鏡界の最高峰のアーテイストを中心に新作、限定品など総数700点以上を展示販売する。また、万華鏡アーティストによる手作りワークショップも開く。
今回、出品する主なアーティストは山見浩司さん、中里保子さん、佐藤元洋さん、かたおかきくよさん、林和子さん、小野寺慶子さん・良明さん、Rieko(吏永子、りえこ)さん、舘川(たてかわ)瑞江さん、金子宏明さん。
溝口朋瑛(ともえ)さん、Chieさん、吉田勝次さん、匂梅(こうばい)ちはる(智晴)さん、山下絢子さん、川野香さん、加藤瑞枝さん、小澤りささん、堀越順子さん、鈴木明子さん、若林寛さん、関一さんら約22人。
ウイキペディアなどによると、「万華鏡」は筒などの内部に鏡を張り、筒を通して、移動するビーズなどの着色された細片(かけら)を見て楽しむおもちゃの一種で、筒の一端からのぞき込むと、他から光が入り鏡で反射し、鏡を45度の角度に交差させると8個、60度では6個、90度では4個の1回の反射による鏡像が見られる。
筒を回転すると着色された物体が移動し、さまざまな色や模様を見ることができる。鏡の対称性により美しい図形が見られる。2枚の鏡でできたものは背景から独立したパターンとなるが、閉じた三角形の鏡でできたものは視界の全体がパターンとなる。
英語では「カレイドスコープ(Kaleidoscope)」で、ギリシャ語の「Kalos(美しい)」と「Eidos(形)」、それと「Skopeo(見るもの)」を合わせた造語だ。かつては「万華鏡(ばんかきょう)」や「百色眼鏡(ひゃくいろめがね)」、「錦眼鏡(にしきめがね)」とも呼ばれた。
スコットランドの科学者、サー・ブリュースター (Sir David Brewster、1781-1868)が偏光の実験の途中で、灯台の明かりを遠くに飛ばすため、鏡の組み合わせを計算し、工夫をしているときにできたもので、1817年に特許を取得した。初期のデザインは、一端に一組の鏡を置いた筒からできており、他端には半透明の円盤、その間にビーズを置いた。初期には科学における道具として発明されたが、おもちゃとして急速に複製された。
日本には江戸時代の1819(文政2)年にはすでに輸入され、1615(元和元)年から1833(天保4)年までの出来事をまとめた「摂陽奇観(せつようきかん)」によると、「紅毛渡り更紗眼鏡流行 大阪にてにせ物多く製す」という記述が残っているほど、その偽物が出回るほどの人気を博した。明治になると「百色眼鏡」や「万華鏡」、「錦眼鏡」として流行し、その後は子どものおもちゃ、郷土の伝統工芸として広まった。
一方、1981年にアメリカ人女性のコージー・ベーカー(Cozy Baker、1924-2010)が息子の事故にショックを受け、その後、万華鏡でいやされたことに感動し、万華鏡を見直そうという運動がはじめられ、これが「万華鏡ルネサンス」と呼ばれている。コージー・ベーカーは1986年に「ブリュースター万華鏡協会(The Brewster Kaleidoscope Society)」を設立し、現在、万華鏡は婦人科、小児科などの病院で痛みや癒しの用具として使われ、ホスピスなどでの痛みの緩和にも使われている。
会期中、万華鏡作家によるワークショップを開く。
9日は林和子さんによる万華鏡のワークショップを開く。ステンドグラスの筒でオイル、ドライのどちらかを選択できる。10時30分から12時30分まで結晶の美しさを追求した万華鏡を作る。定員は5人で、参加費用は税込1万9800円。14時から16時まで摩訶不思議な宇宙空間映像を特別に教えてもらえるワークショップで、定員は5人、参加費用は2万4200円。
10日13時から15時と16時から18時は「からくり造形万華鏡作家」の若林寛さんによる万華鏡のワークショップを開く。「偏光板を使った神秘色万華鏡づくり(4ポイント、ドライ)」で、各回とも定員は5人、参加費用は1万3200円。
11日11時から13時と14時から16時は小野寺慶子さん・良明さんが絵本の万華鏡シリーズから、Mサイズを特別価格にて作る。「不思議の国のアリス」(オイル、ドライ選択可)のアクリルMと「雪の女王(オイル、ドライ選択可)ガラスMを作る。定員は各回とも6人で、参加費は「不思議の国のアリス」が1万2100円、「雪の女王」が2万900円。
12日は10時30分から12時まで鈴木明子さんが「ひまわりの万華鏡」を作る。定員は12人で、参加費は1万3750円。
13時から15時まで山下絢子さんが「薔薇のオイルペンダント」を作る。好きな薔薇のビーズ織りを選んでオイルタイプの万華鏡ペンダントを作る。定員は10人で、参加費用は1万9800円。
15時30分から17時まで鈴木明子さんがオイルチェンジャブルキットを使って「薔薇の万華鏡」を作る。オブジェクト部分が回転する。定員は12人で、参加費は1万3750円。
13日11時から13時、14時から16時まで山見浩司さんが「ナローミニ」というモデルのキットを使って作る。手のひらサイズで鞄に入れて持ち歩ける。各回とも定員は10人で、参加費は2万2000円。
9日から15日まで11時から20時まで北海道富良野で制作している豊田芳弘さんがオイル万華鏡(木簡)とキャラクター「だるま」のテレイドスコープを制作する。制作時間内であれば、いつでも参加できる講座(9日から14日まで19時30分が最終受け付け、15日は13時が最終受け付け)で、「オイル木管」が5500円、「だるま」が3300円。
予約は8月29日12時から電話(03-5288-8881)で受け付けており、先着順。空いていれば当日も受け付ける。
公式サイトによると、ヴィヴァンは1972年に開業した「藤好画廊」を1976年に買収し、1976年に銀座8丁目で創業、同年10月に「ギャルリーヴィヴァン」(株式会社ヴィヴァン)に改称し、1979年に銀座7丁目に移転、1995年に銀座6丁目に移転、2008年に銀座3丁目に移転、2014年に銀座2丁目に移転し、2021年に鎌倉小町通りに移転し、2025年8月20日に鎌倉市内で移転し、10月から「ギャラリー鎌倉ヴィヴァン」に改称し、オープンする。社長は緒方豪さん、会長が緒方和子さん、取締役が緒方現さん。
開場時間は9時から21時(最終日は15時)まで。
