【銀座新聞ニュース=2026年9月18日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は10月1日まで3階児童書売場壁面ギャラリーでたしろちさとさんによる「あたまにのったタコ」原画展を開いている。
絵本作家のたしろちさと(田代千里)さんが6月11日に「あたまにのったタコ」(講談社、税込1760円)を刊行したのを記念して、原画展を開いている。
「あたまにのったタコ」は原案がフランスの作家で、大学図書館司書のジェニー・ギヨーム(Jenny Guillaume)さんが書いた作品で、文章だけで第2回「アストラ国際絵本原作コンテスト」の講談社賞を受賞した。
第2回「アストラ国際絵本原作コンテスト」は2022年11月に公募があり、83カ国から2248点の作品の応募があり、6言語の審査員による審査の結果、8カ国11人の受賞者が選ばれ、2023年11月15日に入賞者が発表され、「講談社賞」を受賞したのがジェニー・ギヨームさんの「あたまにのったタコ(原題・Un poulpe sur la tete)」。
その作品をたしろちさとさんが日本語で絵本にしたもので、講談社によると、物語はひとりの男の子が海水浴へ行って海にもぐったら、出てきたときには頭にタコがのっていた!タコは頭の上でどんどん大きくなり、男の子はタコを頭にのせて学校へ。先生に怒られたり、友だちに避けられたり、困ったことばかり。
でも、授業中タコのおかげで正解を答えられたり、いやなことをする友だちにスミをはいてくれたりして、男の子はだんだんタコに気持ちを寄せるようになっていく。タコはお風呂と本の読み聞かせが好き。1年間いっしょに過ごした次の夏、とうとう別れの時がやってきた。 タコが砂浜に残した「愛のメッセージ」とは……。自分とは異なるものへの理解、言葉を超えた友情、さまざまななことを考えさせてくれる、切なくもあたたかい感動の物語としている。
たしろちさとさんは1969年東京都生まれ、明治学院大学経済学部を卒業、4年間の会社勤めを経て、絵本の制作をはじめ、2001年に「みんなの家」でデビュー、2003年に「ぼくはカメレオン」が世界7カ国で同時発売され、2007年に「ぼく うまれるよ」がBIB第21回ブラティスラヴァ世界絵本原画展で入選した。
2011年に「5ひきのすてきなねずみ ひっこしだいさくせん」で第16回日本絵本賞を受賞、2018年に「きょうりゅうオーディション」が第23回日本絵本賞読者賞にノミネートされた。同年に絵本「しーっ」(フランス語版「シュー(CHUUUT)」が「プリ・ムスティック賞(Prix Moustic)」を受賞した。
開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。
