丸善日本橋で山室眞二いも版画展、「山の郵便局」の切手も

【銀座新聞ニュース=2026年9月30日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は9月30日から10月6日まで3階ギャラリー特設会場で山室眞二さんによる「いも版画展 山の郵便局-切手を集めよう」を開く。

丸善・日本橋店で9月30日から10月6日まで開かれる山室眞二さんの「いも版画展 山の郵便局-切手を集めよう」のフライヤー。

いも版画家の山室眞二さんはやわらかな質感の中に潜む自然への想いを表現しており、今回は、花の切手やチョウの切手、鳥の切手など「山の郵便局」で集めたとする切手を展示販売する。

「山の絵」(2017年11月26日)によると、山室眞二さんは「シンジュサン工房」で一冊一冊手作りの本を並べている。自宅に印刷機も用意し、一個一個、活字を拾って文章を作るという、一からの手作り本、この世に一冊だけの本も展示されている。

また、じゃがいもを使っていも版画を制作する理由としては「材料や道具の手軽さに加え、技法上の面白さ、さらには刷り上がった画(え)に、とてもしっとりとした柔らかさや温かさが感じられ」るからとしている。ここにじゃがいも版の魅力のすべてが簡潔に語られているという。

山室眞二さんは1939年神奈川県横浜市生まれ、横浜市立大学数学科を卒業、旧建設省(現国土交通省)などを経て、学生時代にはじめた木版画から1970年代にいも版画に出あい、以降独学で制作を続ける。「シンジュサン工房」を主宰し、1982年に個展を開き、今も北鎌倉でじゃがいも版画を制作している。また、画と文学の融合をめざして本造りを続けており、これまでに詩人や文学者をはじめ、染織家で、紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)の志村ふくみさん(1924年生まれ)との共著など、70冊を超えている。

3日14時から16時まで山室眞二さんが来場して、いも版画のワークショップを開く。定員は6人で、小学校4年生以上。参加費は税込3300円。事前に丸善に申し込む。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は15時)まで。