【銀座新聞ニュース=2026年9月28日】中堅の映画配給会社の東京テアトル(新宿区新宿1-1-8、御苑テアトルビル、03-3355-1010)とREMOW(リモウ、千代田区神田神保町2-10-4、PMO神保町)の映画配給レーベル「murmur(マーマー)」は10月3日、TOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「本当にあった話(の話)」の公開を記念して水上恒司さん、黒木華さんらによる舞台あいさつを開く。
10月3日12時からの回上映終了後に、監督、脚本、編集を手掛けた武井佑吏(ゆうり)さんをはじめ、主人公の「夛田(ただ、多の異体字)」役の水上恒司(こうし)さん、舞台での夛田の相手「米良」役の黒木華(はる)さん、舞台の脚本家「垣内」役の小池栄子さん、大東駿介さんが舞台に登場してあいさつする。
公式サイトによると、「本当にあった話(の話)」は作家の鴻池留衣さん(1987年生まれ)による小説で、2021年12月号の「文学界」掲載時は「フェミニストのままじゃいられない」という題で、その後に現在の題名に改題されて文藝春秋から2026年8月に単行本が刊行された。
“実際に起きた殺人事件”というフィクションを題材に、虚構が現実を、妄想が真実を飲み込んでいく、その戦慄と興奮を毒気混じりのユーモアで描き出した、「世にも不気味な物語」で、監督、脚本、編集を手がけた武井佑吏さんの商業映画デビュー作となる。
物語は、1999年、厳格な家庭に縛られてきた近田貴子は恋人との結婚を否定され、ある計画を企てる。その内容は、立派な経歴を持つ男性と結婚して殺害し、その人生を恋人に引き継がせ、夫婦として生きるというものだった。
しかし、貴子の歪んだ欲望はとどまることを知らず、殺人が繰り返されていく。貴子による「配偶者入れ替え連続殺人事件」から数十年が経った現在。事件を題材にした舞台劇が制作されることになり、夛田が主演の座を射止める。しかし、夛田のもつ執着と執念は、相手役の米良や脚本家の垣内、演出家の加藤(佐々木蔵之介さん)らを掌握し、すべてを破壊していく。
武井佑吏さんは1992年群馬県高崎市生まれ、早稲田大学政治経済学部を卒業、在学時に学映画研究会に所属し、映画制作をスタートし、大学卒業後、2017年からテレビマンユニオンに参加している。2017年に長編デビュー作となる「赤色彗星倶楽部」が第39回ぴあフィルムフェスティバルに入選し、ジェムストーン賞(日活賞)、映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)のダブル受賞を果たし、第11回田辺・弁慶映画祭ではグランプリを受賞した。同作は2018年にポレポレ東中野で1週間公開され、連日満席の動員を記録した。
2021年に脚本、監督を務めた新感覚紀行番組の「今夜の旅はドラマチック/プラハ編」(NHK)が第37回ATP賞テレビグランプリ優秀新人賞を受賞、2026年に映画「本当にあった話(の話)」が商業映画のデビュー作となる。
チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を発売しており、29日11時締め切り。30日10時から10月2日16時まで一般発売する。料金は全席指定で2500円均一。
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