ホットペッパー調べ25年度外食2%増で5年連続、中食も2%増

【銀座新聞ニュース=2026年9月30日】大手情報会社のリクルートホールディングス(千代田区丸の内1-9-2、グラントウキョウサウスタワー、03-6835-1111)傘下のリクルート(同上、03-6835-3000)の「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」はこのほど、2025年度の「外食&中食動向」(推計値)を発表した。

吉野家は全店で15時から4時まで時間限定で「厚切り豚角煮定食」(税込1207円)と「厚切り豚角煮牛小鉢定食」(1429円)を提供している。「厚切り豚角煮定食」は厚切りの豚角煮を、箸で簡単にほぐれるほどやわらかく仕上げ、ホロホロの肉に、シャキシャキの白髪ねぎとラー油を合わせれば、ご飯との相性も抜群としている。「厚切り豚角煮牛小鉢定食」は「厚切り豚角煮定食」に牛小鉢をプラスして、豚角煮と牛煮肉の2つを楽しめる。定食のご飯は増量・おかわりが無料。

それによると、2025年度(2025年4月から2026年3月)の首都圏・関西圏・東海圏(東名阪)3圏域の外食市場規模は前年度比2.4%増の3兆7081億円と5年続けて前年実績を上回り、4年続けて3兆円台となった。コロナ禍前の2018年度比では10.3%減まで回復した。また、1カ月あたりの外食実施率は68.8%(前年度比0.1ポイント増)、実施者の外食頻度は前年度比0.9%増の3.83回、外食単価は同1.4%増の2973円で、実施率と頻度はほぼ横ばい、単価が増えた。

また、2025年度の3圏域の中食市場は同2.6%増の1兆4572億円と2年続けて前年実績を上回った。2018年度比では19.6%増だった。1カ月あたりの中食実施率と実施者の購入頻度は前年度比微減と横ばいで、中食単価は前年度比4.4%増と上昇した。

「ホットペッパーグルメ外食総研」によると、3圏域計で基準となる人口は前年度比0.1%減(4万人減)の3940万人と7年連続で微減となり、4年連続で4000万人を割っている。

外食の動向では、業態別では「食事主体」業態の市場規模が68.0%で、前年度比3.2%増、(2018年度比5.7%減)、「飲酒主体」業態の市場規模は25.0%で同7.4%増(2018年度比23.9%減)、「軽食主体」の業態の市場規模は3.3%、同18.0%増(2018年度比5.2%減)だった。

外食市場規模は調査をはじめた2013年度が3兆9574億円、2014年度が前年度比0.9%増の3兆9918億円、2015年度が1.9%増の4兆0668億円、2016年度が3.6%減の3兆9194億円、2017年度が4.0%増の4兆0752億円、2018年度が1.5%増の4兆1350億円、2019年度が5.2%減の3兆9208億円、2020年度が44.8%減の2兆1630億円、2021年度が0.1%増の2兆1645億円、2022年度が41.2%増の3兆0571億円、2023年度が12.8%増の3兆4482億円、2024年度が5.0%増の3兆6196億円だった。

人口は2013年度4267万人、2014年度が4200万人、2015年度が4168万人、2016年度が4141万人、2017年度が4135万人と減少傾向にあったが、2018年度が4141万人と増加し、2019年度4109万人と再び減少し、2020年度が4076万人と減少し、2021年度も4048万人なので、4年連続減の上に、2022年度は3981万人と2013年度以降では初めて4000万人を割り、2023年度も3956万人、2024年度が3944万人と4000万人を割っている。

これに伴い、延べ外食回数も2013年度16億7028万回、2014年度が16億1835万回、2015年度が15億9114万回、2016年度が15億4479万回と減ってきたが、2017年度が15億7767万回と増加に転じ、2018年度15億9735万回と増えた。しかし、2019年度が15億1649万回、2020年度が8億9596万回と大幅に減少し、2021年度は9億0669万回と増加に転じ、2022年度は11億3653万回と2019年度以来3年ぶりに10億回を上回り、2023年度も12億1945万回、2024年度も12億3496万回と前年度比1.3%増で、2年連続で12億回を超えている。

外食単価は2013年度が平均2369円、2014年度が2467円と同4.1%増、2015年度が2556円と同3.6%増と伸びていたが、2016年度に0.7%減の2537円、2017年度が1.8%増の2583円、2018年度が0.2%増の2589円と増え、2019年度が0.1%減の2585円、2020年度が6.6%減の2414円、2021年度が1.1%減の2387円、2022年度が12.7%増の2690円と4年ぶりに増え、2023年度も5.1%増の2828円、2024年度が3.7%増の2931円に増えている。

また、業態別(26業種)の外食市場規模のシェアは飲酒主体の「居酒屋」が前年度比1.1ポイントアップの19.7%、食事主体の「和食料理店」が0.1ポイントダウンの14.8%、食事主体の「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」が0.9ポイントアップの10.8%と3業種のみが10%を超えている。

業態別の外食単価は飲酒主体の「スナック、ナイトクラブ、キャバレー」が前年度比2.1%増の1万0534円、その他の「ホテルや各種会場(披露宴・セレモニー等)」が2.4%増の7566円、その他の「旅行・出張先のホテルや旅館」が2.8%増の6324円、食事主体の「和食料理店」が2.6%増の4706円などなど24業種がプラスだった。

これに対して、食事主体の「すき焼き、しゃぶしゃぶ等の専業店」が2.3%減の4118円、飲酒主体の「その他の飲酒を主体とする業態の店」が9.2%減の4129円、飲酒主体の「カラオケボックス」が7.3%減の2853円と3業種がマイナスだった。など

一方、中食の動向では、中食市場は1カ月あたりの実施率が前年度比0.7ポイント減の63.9%と4年続けてマイナス、1カ月あたりの中食購入頻度が0.03回減って4.96回と2年ぶりにマイナスで、1回あたりの中食単価は2.3%増の974円と2017年度から8年連続でプラス、延べ中食購入回数は0.6%ポイント減の14億9648万回と4年続けてマイナスで、15億回を割り込んだ。

中食の市場規模は2013年度が1兆1056億円、2014年度が前年度比0.1%減の1兆1048億円、2015年度が同1.7%増の1兆1241億円、2016年度が同2.5%減の1兆0963億円、2017年度が同5.9%増の1兆1614億円、2018年度が同4.9%増の1兆2188億円、2019年度が同0.8%増の1兆2285億円、2020年度が同19.8%増の1兆4715億円、2021年度が同3.5%増の1兆5225億円と初めて1兆5000億円を突破したが、2022年度は同5.2%減の1兆4431億円と減少し、2023年度は2.4%減の1兆4087億円、2024年度が0.9%増の1兆4209億円と3年ぶりに前年度を上回り、2025年度も2.6%増と2年続けて増えた。

延べ中食購入回数は2013年度14億7266万回、2014年度が同1.2%減の14億5477万回、2015年度が同0.3%減の14億5066万回、2016年度が同1.4%減の14億3075万回と減ってきたが、2017年度は同3.4%増の14億7981万回と増え、2018年度も同4.6%増の15億4825万回と増えたが、2019年度は同0.4%減の15億4224万回と減少し、2020年度は11.9%増の17億2546万回、2021年度も1.8%増の17億5695万回と2年続けて17億回を突破し、2022年度は8.4%減の16億0971万回と再び16億回台に下がり、2023年度が15億4227万回と2019年度以来、4年ぶりに15億回まで減り、2024年度も1.2%減の15億2396万回と3年連続で減少し、2年連続で15億回にとどまり、2025年度は1.8%減の14億9648万回と2017年度以来8年ぶりに14億回まで減少している。

中食単価は2013年度が平均751円、2014年度が759円と同1.1%増、2015年度が775円と同2.0%増と伸びていたが、2016年度に同1.1%減の766円と減少した。しかし、2017年度は同2.4%増の785円、2018年度は同0.3%増の787円、2019年度は同1.2%増の797円、2020年度も7.1%増の853円と増え、2021年度も1.6%増の867円、2022年も3.5%増の897円と増え、2023年度も1.9%増の913円と、初めて900円台になり、2024年度も2.1%増の932円、2025年度も4.4%増の974円と9年連続で増加した。

1カ月あたりの実施者の中食購入頻度は2013年度4.69回、2014年度4.71回、2015年度4.68回、2016年度4.62回と2015年度から減少していたが、2017年度4.68回、2018年度4.81回、2019年度4.86回、2020年度5.09回、2021年度が5.11回と2017年度から増加傾向にあったが、2022年度は5.03回と2016年度以来のマイナスで、2023年は4.97回と2年連続でマイナス、2024年度は4.99回と2021年度以来のプラスだったが、2025年度は4.96回とマイナスで、3年続けて5回を割っている。

1カ月あたりの中食の購入場所(2026年4月時点)はスーパーマーケットが64.9%(2025年4月時点64.9%、2024年64.2%、2023年62.0%、2022年60.1%、2021年59.9%、2020年58.3%、2019年64.2%)と半数以上を占めており、外食店のテイクアウトが23.5%(25.0%、26.0%、26.5%、32.3%、33.2%、39.4%、18.7%)と2020年に倍増したが、その後、減少傾向が続いている。

コンビニも23.6%(24.2%、24.0%、23.7%、23.3%、24.6%、23.5%、29.9%)と微減しており、百貨店が16.1%(16.0%、16.4%、19.0%、18.7%、15.4%、10.6%、19.8%)と横ばいになっている。また、飲食スペースをもたない宅配専門店が5.0%(4.3%、5.4%、6.2%、8.6%、9.1%、6.2%、3.7%)と横ばい傾向にある。

調査は首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏90分圏、関西圏80分圏、東海圏60分圏の市区町村に住む20歳から69歳までの男女を対象にインターネットによって実施した。実施期間は2025年4月度から2026年3月度まで毎月実施し、配信数が毎回1万件以上で、回収率が70%前後。有効回答数が毎月7700件程度。また、外食単位と中食単位に分けて集計している。

外食は夕方以降の食事について、店で食事した場合を対象とし、飲酒のみ、喫茶のみの場合も含まれ、夕方以降、複数回外食した場合、1日あたり2回まで(2軒目まで)の外食を含んでいる。

中食は、夕方以降の食事について、外で買ってきたものを家で食べたり、出前や宅配を利用して食べた場合を対象とし、食事の一部(おかずのみなど)を買ってきて食べた場合も含まれ、夕方以降に複数回中食した場合、1日あたり2回まで(購入金額の上位2位まで)の中食を含んでいる。