【銀座新聞ニュース=2026年9月30日】中堅の映画配給会社の彩プロ(世田谷区弦巻5-17-12、03-3428-7874)は10月2日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷4階、050-6868-5068)で「沖晴くんの涙を殺して」の公開を記念して、広瀬アリスさん、木戸大聖監さんらによる舞台あいさつを開く。
2日17時の回上映前に、監督の矢崎仁司(ひとし)さんをはじめ、音楽教師「踊場京香」役の広瀬アリスさん、高校生の「志津川沖晴」役の木戸大聖さん、京香の祖母「踊場星子」役の根岸季衣さんが舞台に登場してあいさつする。
eiga.comなどによると、「沖晴くんの涙を殺して」は作家の額賀澪(ぬかが・みお)さん(1990年生まれ)が2020年9月に双葉社から刊行した同じタイトルの小説が原作で、2023年10月に文庫化されており、余命1年の音楽教師と、死神に「喜び」以外の感情を奪われた高校生の切なくも温かい交流を描いている。
物語は末期の乳がんに冒され余命1年を宣告された音楽教師・踊場京香は、治療しないことを選択し、故郷である瀬戸内海の島に帰ってくる。祖母の営むカフェを手伝いながら母校の合唱部の指導をすることになった彼女は、いつも笑顔を絶やさない不思議な高校生・志津川沖晴と出会う。
津波で家族を亡くしたことを笑いながら話す沖晴に、京香がなぜ笑うのか尋ねると、彼は津波に流された際に死神と取引して「喜び」以外の感情「嫌悪・怒り・哀しみ・恐れ」を失ってしまったのだという。しかしある事件をきっかけに、沖晴の失われた感情の1つが少しずつ顔を出しはじめる。
ウイキペディアなどによると、矢崎仁司さんは1956年山梨県生まれ、日本大学芸術学部映画学科を卒業、在学中の1980年に「風たちの午後」で映画監督デビューし、作品はヨコハマ映画祭自主制作映画賞などを受賞し、エジンバラ国際映画祭やモントリオール・ニュー・シネマフェスティバルなど海外の映画祭でも注目された。1992年に「三月のライオン」でベルギー王室主催ルイス・ブニュエルの「黄金時代」賞を受賞した。
1995年に文化庁芸術家海外研修員として英国ロンドンに留学し、その間に古典バレエ「ジゼル」をモチーフにしたオリジナル脚本を執筆、2000年に映画「花を摘む少女と虫を殺す少女」として発表、2006年に魚喃(なななん)キリコ(1972-2024)の同名コミックを実写映画化した「ストロベリーショートケイクス」を監督し、以降は人気作家の小説の映画化を多く手がけ、2010年に江國香織(えくに・かおり)さん(1964年生まれ)原作の「スイートリトルライズ」、2011年に新堂冬樹さん(1966年生まれ)原作の「不倫純愛」、2015年に小池真理子さん(1952年生まれ)原作の「無伴奏」を監督した。
チケットはローソンチケットを通じて一般販売中で10月2日17時締め切り。料金は全席指定で2500円均一。
