大丸松坂屋画廊で裕人礫翔が「G-SHOCK『MR-G』」とコラボ展

【銀座新聞ニュース=2026年10月1日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は10月1日から14日まで裕人礫翔さんによる個展「時を纏う光-with G-SHOCK MR-G『悠ーHaruka』」を開いている。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で10月1日から14日まで開かれる裕人礫翔さんの個展「時を纏う光-with G-SHOCK MR-G『悠‐Haruka』」のフライヤー。

京都・西陣の伝統技術をアートに用い、金銀箔に熱を加え、変色させる独自の技術で色彩を自在に操る金属箔アーティストの裕人礫翔(ひろと・らくしょう)さんが、今回は1996年に誕生したカシオ計算機の耐衝撃高級腕時計「G-SHOCK(ジーショック)」の最上級シリーズ「MR-G」との特別なコラボモデルを展示する。画廊では「G-SHOCK の持つ『強さ』と、裕人礫翔の箔が持つ『光と時間の美』が響き合う、特別な展示」としている。

ウイキペディアによると、カシオ計算機の「G-SHOCK」は1983年から販売されている耐衝撃腕時計で、モジュールをケース内部で宙に浮かせる「中空構造(フローティング構造)」により、外部からの衝撃を効果的に吸収する耐衝撃構造で、1983年に初めて「DW-5000C」が発売された。その後、アメリカでもナショナルホッケーリーグのプロホッケー選手によるシュートでも機能が喪失しないことが証明され、アメリカで人気に火がついた。

また、カシオは「G-SHOCK」 の模倣品として、「C-SHOCK」や「S-SHOCK」など紛らわしい腕時計が日本を含むいくつかの国で出回っていたため、従来の「G-SHOCK」(1992年に商標登録)を除き、「A-SHOCK」から「Z-SHOCK」まで「アルファベット全部」を、1998年に日本で商標登録している。2019年には国立科学博物館の「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」に登録された。

2023年に発売40年を記念して6トン半のデコトラや27トンのセミトレーラーで「DW-5600」をひくという実験が行われ、いずれも壊れなかった。カシオにとっては売上高の30%を占め、利益率が20%と経営を支える存在となっている。

「MR-G」は「G-SHOCK」の最上級とされるシリーズで、1996年から発売されており、耐衝撃構造をもつフルメタルのケースに、人工サファイアガラスやダイヤモンドライクカーボン (DLC) による超硬質コーティングを施したチタン外装など、高級腕時計の技術を集約している。8000シリーズ、8100シリーズは実売価格が20万円以上と「G-SHOCK」の中の最高額となっている。

裕人礫翔さんは1962年京都府京都市生まれ、京都市伝統産業技術功労者の父親、西山治作さんを師として柄絵箔業に携わり、アートとして金銀模様箔の創作に取り組み、桂由美さんや片岡鶴太郎さんらと共同で制作し、京都国立博物館、名古屋ホテルマリオットなどで文物の修復やインテリア装飾などの創作活動を行っている。

1997年に通産省(現経済産業省)の伝統工芸士に認定され、2002年に「2002京都デザイン優品」に認定され、第30回世界司厨士界連盟世界会議協賛テーブルアート展で伝統的工芸品産業振興協会会長賞、また、文化財保存を目的とするデジタルアーカイブ事業で、文化財の保護と活用に貢献し、その手法で2006年に特許を取得している。

2006年に国宝「風神雷神図屏風」高精細複製を制作し、建仁寺に奉納している。また、南禅寺、妙心寺、相国寺、隨心院、二条城、名古屋城などの障壁画の複製にも取り組んでいる。文化財複製への貢献が認められ、「京版画」として商標登録されている。2011年には京都・未来の名匠に認定されている。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時、初日はレセプションのため18時で閉場)まで。入場は無料。また、10月13日までGINZA SIX1階の交詢社通り側ウィンドウに裕人礫翔さんの作品を展示している。