【銀座新聞ニュース=2026年2月3日】中堅の映画配給会社のギャガ(港区南青山2-22-8、TYビル)は2月9日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「栄光のバックホーム」の監督と出演者による大ヒット、ロングラン上映の御礼の舞台あいさつを開く。

2025年11月28日から一般公開されている「栄光のバックホーム」((C)2025「栄光のバックホーム」製作委員会)。興行通信社によると、11月28日から30日の初週で2位にランクされ、2週目、3週目も2位、4週目に6位、5週目で7位、6週目で8位で、AIによると、1月25日時点で興行収入が16.4億円、観客動員数が121万人超の大ヒットとなっている。
9日18時30分の回上映終了後に、監督の秋山純さんと、主人公の「横田慎太郎」役の松谷鷹也さんが舞台に登場して、大ヒットとロングラン上映の御礼の舞台あいさつを開く。
ウイキペディアによると、「栄光のバックホーム」は元阪神タイガースの選手、横田慎太郎(1995年6月9日-2023年7月18日)が高校時代からプロ入りを経て脳腫瘍の発覚と闘病、引退試合で見せた最後のプレーまでの半生を綴った2021年の自伝作品「奇跡のバックホーム」(幻冬舎、2022年文庫化)が原作で、その後、同作品を原作としたテレビドラマ(テレビ朝日系)を経て、「栄光のバックホーム」のタイトルで映画化された。
脚本は中井由梨子さんが手掛け、監督は秋山純さんで、本作は幻冬舎の映像製作会社「幻冬舎フィルム」の第1回作品となり、第38回東京国際映画祭のガラ・セレクション部門に公式出品され、11月1日にワールド・プレミア上映が実施された。
映画の企画は原作発売前の2021年3月に立ち上げられ、現役時代から横田慎太郎に注目していた秋山純さんが書籍の発売を知り、幻冬舎社長の見城徹さんに打診して映画化が決定した。
横田慎太郎役に松谷鷹也さんを起用したのは当時、撮影中であった秋山純さんの監督作品「20歳のソウル」に松谷鷹也さんが撮影スタッフとして参加していた縁であり、松谷鷹也さんは俳優としては無名の新人だったものの、かつて読売巨人や近鉄に所属していた松谷竜二郎さん(1964年生まれ)を父に持つ松谷鷹也さんは、学法福島で甲子園を目指した高校球児であり、報知映画賞選考委員の見城徹さんによれば打者として大谷翔平さんと対戦した経験もあったことから、バックホームのシーンをCGなしで実演できる役者として起用された。
2021年5月に松谷鷹也さんは横田慎太郎からグローブを渡され、野球の練習を開始、製作開始後、松谷鷹也さんは横田慎太郎の講演に参加したり、入院していたホスピスに赴いており、横田慎太郎の葬式にも参列している。横田慎太郎の没後、松谷鷹也さんは福山ローズファイターズに練習生として所属し、住み込みで野球のトレーニングを行った。2024年2月に脚本が執筆され、キャストの撮影は同年3月25日から9月3日にかけて実施された。主人公を演じた松谷鷹也さんは第49回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞している(授賞式は3月13日)。
物語は2013年のドラフト会議で、阪神タイガースから2位指名を受けた18歳の横田慎太郎。2016年の開幕戦では一軍のスタメンに抜てきされ、初ヒットを記録するなど、誰もがその将来に大きな期待を寄せていた。
ところがまもなく、横田慎太郎の視界にボールが二重に見えるという異変が生じる。医師の診断は脳腫瘍という、21歳の若者には過酷なものだった。それでも横田慎太郎は、家族や恩師、チームメイトら多くの人々に支えられながら、病との闘いに立ち向かっていく。2019年9月の引退試合では、奇跡のバックホームを披露し、スタジアムを感動に包んだ。しかし、横田慎太郎のドラマはそこで終わりではなかった。
秋山純さんは1963年兵庫県神戸市生まれ、一橋大学社会学部を卒業し、テニスを愛好し、ウィンブルドン選手権中継に携わりたいという思いからテレビ朝日に入社、40歳前後の頃に仕事を辞めることを考えたが、ドラマ「傷だらけのラブソング」に感銘を受けてプロデューサーに電話をしたことがきっかけで、2003年に同じチームによる「特命係長・只野仁」に参加、監督を務めていたときにスポーツ局へ異動した。
2002年から2007年まで「ナンだ!?」を担当する傍らで、2005年にドラマ「アストロ球団」を演出したりした。2005年に「只野仁」のパート2に際しては、俳優の高橋克典さんからの働きかけもあり、スポーツ局所属のままで撮影に参加した。2018年にテレビ朝日を退職、フリーで活動し、個人事務所「株式会社ジュン・秋山クリエイティブ」を設立し、代表取締役を務めている。2022年に映画「20歳のソウル」を監督、2024年に映画「明日を綴る写真館」を監督している。
チケットは4日0時(3日24時)からインターネットで販売し、4日劇場オープン時から窓口で販売する。料金は一般2000円、大学生1500円、高校生以下3歳以上、障がい者1000円。