【銀座新聞ニュース=2026年2月19日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は2月19日から25日まで小林繭乃さんと三平硝子さんによる「Monster:モンスター」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で2月19日から25日まで開かれる小林繭乃さんと三平硝子さんによる「Monster :モンスター」のフライヤー。
日本画家の小林繭乃さんとガラス作家の三平硝子(みひら・しょうこ)さんが「モンスター」というモチーフを通して、独自の表現を展開するそれぞれの新作に加え、2人によるコラボ作品を含め、立体平面合わせて33点を展示する。
画廊によると、日本画の技法を用いる小林繭乃さんは、日常の中で生まれる感情や記憶、思考の揺らぎといった内面世界を、動物や化け物の姿として描き出す。画面には、繊細さと不穏さが共存する独自の世界観が広がるとしている。
三平硝子さんは、生活の中での体験や社会現象、個人的な感情をモンスターとして再構築し、ボロシリケイトガラスを用いたバーナーワーク技法により立体作品として表現する。高温の炎の中で形づくられるガラス作品は、透明感と緊張感を併せ持ち、見る者に強い印象を与える。
また、展覧会に先立ち、2月12日から24日までGINZA SIX1階ショーウィンドウにて2人の作品を展示している。
「ARTo VILLA」によると、小林繭乃さんは日本画の技法を駆使し、日常生活や記憶、喜怒哀楽といった内面的な感情から生まれる曖昧で流動的なイメージを、動物や化け物の姿に置き換えて表現している。その作品には、現実に存在する動物から空想上の生き物まで、多様な存在が登場し、しばしばコミカルなキャラクターとして描かれる。
三平硝子さんは、日常生活から得た内面的な感情や経験をもとに、ユニークで魅力的なモンスターの世界を創り出すガラスアーティストで、その作品は、個人的な出会いや身の回りの環境、そして多様な人々との関わりからインスピレーションを受けているとしている。
三平硝子さんはバーナーワーク技法を駆使し、ガラス管を炎で溶かしながら精巧で独創的な造形へと巧みに成形する。その作品には液体や糸が注入され、内面世界の表現が試みられている。滑らかでありながら堅牢なガラス容器の中で流動する液体は光の屈折を際立たせ、空虚さと物質感の関係を探求することで、作品にさらなる深みと魅力を与えているとしている。
「Monster:モンスター」というタイトルで2人は2022年、2023年に四季彩舎で展示会を開いており、2024年10月11日から11月30日まで大宮門街の蕎麦屋「SHABA」(埼玉県さいたま市大宮区大門町2-118、大宮門街5階)でも「モンスター」展を開いている。
小林繭乃さんは1993年愛知県生まれ、2016年に女子美術大学芸術学部美術学科日本画専攻を卒業、同年に卒業制作で加藤成之記念賞を受賞、2018年に同大学大学院美術研究科博士前期課程美術専攻日本画研究領域了を修了、2024年に個展を開く。2024年にONE ART AWARD2024で受賞している。
三平硝子さんは1979年東京都生まれ、 2016年にアメリカ人ガラス作家のZiiさんに師事 し、2024年に個展を開いている。2020年に「Monstar Exhibition 2020」で優秀賞、2021年に「IAG awords 2021」で入選、同年に「Independent Tokyo 2021」で審査員特別賞を受賞している。
開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。24日は休み。