【銀座新聞ニュース=2026年2月5日】羽田空港(東京国際空港)の旅客ターミナルビルの第1・第2旅客ターミナルビルを管理運営する日本空港ビルデング(大田区羽田空港3-3-2 第1旅客ターミナルビル、03-5757-8000)は9月に銀座三越(中央区銀座4-6-16、03-3562-1111)の8階「Japan Duty Free GINZA」を閉店する。
銀座三越の8階の免税店「Japan Duty Free GINZA(ジャパン・デューティー・フリー・銀座)」は、2014年9月30日に資本金4億9000万円で日本空港ビルデングが67.5%、NAAリテイリング(成田国際空港の子会社)が27.5%、三越伊勢丹ホールディングスが5.0%出資して設立した「Japan Duty Free Fa-So-La(ジャパン・デューティー・フリー・ファソラ)三越伊勢丹」(中央区銀座4-8-12、コチワビル7階)が運営している市中型免税店(保税売店)で、2016年1月27日から営業を開始した。
2018年3月期には黒字に転換したが、2020年に新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、出入国制限が強化され、訪日外国人旅行客が激減し、免税店の業績が悪化した。このため、政府が掲げる2030年訪日外国人旅行客6000万人の目標達成に向けて、感染収束後に観光立国推進の一助となるべく、規模を縮小して営業を継続し、2023年3月期に営業収益(売上高)が4億1600万円、営業損失が7億9800万円、経常損失が8億5900万円、純損失が8億6000万円だった。
2024年3月期にも営業収益が22億2400万円、営業赤字が3億2500万円、経常赤字が3億8700万円、純損失が3億8800万円に縮小し、2025年3月期に営業収益が30億6800万円、営業損益が3億8700万円の黒字、経常損益が3億1500万円の黒字、純利益が3億2900万円の黒字を計上し、業績を回復した。
しかし、日本空港ビルデングは当初想定していたファッション、時計、宝飾ブランドの展開ができなかったこと、訪日外国人旅行客の消費行動の変容などにより難しい事業運営が続いたこと、売り上げが特定の国・地域からの旅客に依存するなど事業構造に偏りがあることから、先行きの見通しづらい事業環境のなか、事業を継続するリスクが高いと判断し、三越伊勢丹との間の銀座三越に係る定期建物賃貸借契約の期間が2027年1月31日をもって満了することから、銀座三越からの撤退を決めた。
こんご、9月に免税店を閉店し、2027年1月に契約満了に伴い、撤退する。今回は「Japan Duty Free Fa-So-La三越伊勢丹」を解散し、清算する方向で、三越伊勢丹ホールディングス、成田国際空港との協議を開始した。
