ヴァニラで副島大彦、M.Paxton、CoCoonら5人展

【銀座新聞ニュース=2018年9月1日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は9月4日から9日まで「幻想五重奏2」を開く。

ヴァニラ画廊で9月4日から9日まで開かれる「幻想五重奏2」のフライヤー。

ヴァニラ画廊では2017年8月に続いて、同じ5人の作家による2回目の「幻想五重奏」を開く。

ヴァニラでは前回と同様に、「物語のなかで広がる幻想の世界、それは人々を古(いにしえ)の時代より魅力し続けてきた。そこでは龍が空を翔び、現実には起こりえない事象が普通となる。人の想像力により産まれたその世界をこの現実に喚(よ)ぶために集まった」5人の作家が「頭のなかで想像した世界、物語のなかに感じた世界、それがこの場所では目の前に顕(あらわ)れる」という作品を「幻想五重奏2」というタイトルで展示する。

今回、出品するのは2011年から活動をはじめ、「世界の果てへ行こう!」をテーマにタンニン革にフィギュアカービングを施し独自の世界観を描き込む革細工の工房「レザー(Leather)5160」。

「クリスタル・ムーン(Clystal Moon)」(杉並区阿佐ヶ谷南2-40-1、阿佐ヶ谷アニメストリート)を主宰する副島大彦(そえじま・いろひこ)さんは日本ジュエリーアカデミーで彫金、ロストワックス、宝石研磨を学び、その後、同校で宝石研磨の講師として研磨を指導した。

井の頭公園アートマーケッツなどの露店をはじめ、デザインフェスタやワンダーフェスティバル、コミックマーケットなどイベントで自身の作品を展示し、人形と人のマリッジリングやペアジュエリー、大ぶりなステートメントジュエリーなどを制作し、現在は銀製武具(シルバーアクセサリー)として貴金属と宝石を使用した宝剣や高級雑貨として銀製のレターオープナーなどを制作している。副島大彦さんは「例え空き缶に穴が空こうと切れ味が有ろうと貴金属と宝石を使用しているならジュエリーだ」としている。

フェイクファー(毛皮風の布)素材を使い、はく製のようなぬいぐるみを制作している「マイル・パクストン(Mile Paxton)」、フェイクファー素材を用いて、動物や幻獣をモチーフにアートドールを制作している「コクーン(CoCoon)」を主宰するハルカさん、「アニマグラフ(Animagraph)」を主宰する枇々木聖(ひびき・ひじり)さんは水晶やめのうといった天然石に直接写真を撮る技法を使って制作している。

開場時間は12時から19時(土・日曜日・祝日17時)で、入場は無料。マイル・パクストンと「コクーン」の作品については、入札制のオークションになる。