丸善日本橋で若い作家展、安原成美、吉田涼香ら

【銀座新聞ニュース=2019年3月31日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は4月3日から9日まで3階ギャラリーで「新時代を切り拓く表現者たちー鸞翔鳳集版画展」を開く。

丸善・日本橋店で4月3日から9日まで「新時代を切り拓く表現者たちー鸞翔鳳集版画展」に出品される加藤美紀さんの「乙女の安寧」(レフグラフファイン版画)。

「鸞翔鳳集(らんしょうほうしゅう)」とは中国の三国時代から晋の時代に活躍したに伝咸(ふかん、239-294)の「申壊賦」に出てくる言葉で、賢者や英雄が集結することのたとえで、すぐれた才能をもっている人が集まることで、今回は若い作家たちのことを指している。

明治学院大学教授で美術史家の山下裕二(やました・ゆうじ)さんと、2006年のサッカーワールドカップドイツ大会の公式アートポスターを手がけた現代美術家の天明屋尚(てんみょうや・ひさし)さんが推薦した、現代美術、日本画、洋画といった技法やジャンルを超えた日本の作家を紹介する。その中で、注目の作品を版画にして展示販売する。

出品するのは、安原成美(やすはら・しげみ)さん、加藤美紀(かとう・みき)さん、吉田涼香(よしだ・すずか)さん、近藤智美(こんどう・さとみ)さん、山岸千穂(やまぎし・ちほ)さん、大矢加奈子(おおや・かなこ)さん、辻川奈美(つじかわ・なみ)さん、島崎良平(しまざき・りょうへい)さん、鈴木琢未(すずき・たくみ)さん、森口裕二(もりぐち・ゆうじ)さん。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)まで。入場は無料。

注:「伝咸」の「伝」は正しくは旧漢字です。

注:「島崎良平」の「崎」は正しくは「大」は「立」です。