資生堂パーラーが太陽のタマゴのパフェや枇杷パフェ等

【銀座新聞ニュース=2025年5月2日】国内最大の化粧品メーカーの資生堂(中央区銀座7-5-5、03-3572-5111)が運営する資生堂パーラー銀座本店サロン・ド・カフェ(中央区銀座8-8-3、東京銀座資生堂ビル、03-5537-6231)は5月1日から31日まで「宮崎県産完熟マンゴー“太陽のタマゴ”のロイヤルパフェ」などのパフェを販売している。

資生堂パーラーが5月31日まで販売している宮崎県産完熟マンゴー“太陽のタマゴ”の「ロイヤルパフェ」。

また、5月13日から31日まで今回100回目の記念公演を迎える「東をどり」にあわせて「東をどりパフェ」も提供する

宮崎県の太陽を浴びて育ったマンゴー「太陽のタマゴ」を使用したパフェが「ロイヤルパフェ」(税込6000円)で、完熟の状態で収穫されたマンゴーの芳醇で強い香りとトロピカルで濃厚な甘味を味わえる。

ウイキペディアによると、通常のマンゴーは完熟する前に収穫されているため、追熟と呼ばれる経過を経て食されるが、宮崎県にて栽培されるマンゴーはすべてが樹上にて完熟し、自然に落果したものを「完熟マンゴー」として出荷している。通常のマンゴーに比べひじょうに甘く柔らかいことが特徴で、通常のマンゴーはハウス栽培にて年中収穫されるが、宮崎県産の完熟マンゴーは4月中旬から7月頃までしか出荷されない。

出荷段階で完熟しているため、常温では数日、冷蔵でも1週間程度しか保存ができず、樹上から自然落果するタイミングも測れないため出荷が不安定となり、他県のマンゴーに比べて高額で取引される。

また収穫された完熟マンゴーの中でも厳しい基準をクリアしたもののみ「太陽のタマゴ」のブランドを名乗ることが許され、解禁日の初競りでは2玉で50万円の値を付けた例もあり、高額な値段で取引されている。「太陽のタマゴ」も出荷自体は4月後半から行われているが、旬は糖度が増す6月から7月となり、完熟マンゴーのうち、「太陽のタマゴ」が占める割合は多い年でも2割以下とされている。

「長崎県大瀬戸地区産枇杷(びわ)のパフェ」(3200円)は年を重ねるごとにまろやかな味になる樹で実った枇杷を使用している。

「奈良県産“アスカルビー”のストロベリーパフェ」(2500円)は宝石の「ルビー」を思わせる光沢のある赤色が特長のイチゴを使っており、香りもよく、甘味と酸味のバランスに優れている。

5月のお勧めデザートはラム酒の効いた濃厚なココア風味のボネ(チョコ風味のココアプリン)とアマレットクリーム(アーモンドの香りと甘さのリキュール)、酸味のあるグリオット(サクランボ)の「“佐藤錦”とグリオットを楽しむボネ グリオットソルベを添えて」(2700円)。食感が楽しいヴァシュラン(シャーベット)に、旬の甘くとろける宮崎県産マンゴー“太陽のタマゴ”を添えた「パッションフルーツとマンゴーのヴァシュラン 宮崎県産完熟マンゴーとココナッツソルベとともに」(2700円)。

5月13日から31日まで提供される100回公演を記念した「東をどりパフェ」。

また、5月13日から31日まで「東をどり」(新橋演舞場で5月21日から27日まで公演)に因んだパフェ「東をどりパフェ」(2700円)を提供する。かんざしや着物の帯をイメージしたデコレーションをあしらい、新橋芸者を表現した和モダンなパフェ。また、明治後期に新橋芸者が青緑色の着物を好み、それが世間にも流行したことから「新橋色」と呼ばれたその色調を青りんご風味のシロップとレモン、ジンジャーエールで表現し、伝統のバニラアイスクリームを浮かべた「新橋色のアイスクリームソーダ」(1300円)も販売する。

銀座本店ショップ(中央区銀座8-8-3、東京銀座資生堂ビル1階、03-3572-2147)では「東をどりパフェケーキ」(1242円)をテイクアウト用に販売する。新橋色のゼリー、バニラムース、イチゴのソース、バニラシャンティの層に抹茶のシャンティ、ブランマンジェを重ね、扇子や帯をイメージしたチョコを飾っている。

資生堂パーラーによると、1872(明治5)年に東京・出雲町(後の銀座)に日本で最初の民間洋風調剤薬局となる資生堂薬局が創業し、1902(明治35)年に資生堂薬局内に開設された「資生堂ソーダファウンテン」が後の「資生堂パーラー」の起源となっている。これは、資生堂創業者の福原有信(1848-1924)が、1900年(明治33年)の欧米視察からの帰国後に、アメリカのドラッグストアを模して設けたもので、当時、まだ珍しかったアイスクリームやソーダ水を供し、人気を博した。

1928(昭和3)年に1923(大正12)年の関東大震災により全壊した後に仮店舗だった店を洋食レストランとして新築開店し「資生堂アイスクリームパーラー」とした。1954年に「株式会社資生堂パーラー」と商標変更し、2022年に創業120周年を迎えた。

銀座本店サロン・ド・カフェの営業時間は11時から21時(日曜日・祝日は20時)、月曜日休み(祝日の場合は営業)、銀座本店ショップは11時から20時。