M84でT・メネグッツォ展、女性の美しさを切り取った作品等13点

【銀座新聞ニュース=2026年2月27日】Art Gallery M84(中央区銀座4-11-3、ウインド銀座ビル、03-3248-8454)は3月2日から4月4日までトニー・メネグッツォさんによる写真展「ポートフォリオシリーズなど」を開く。

Art Gallery M84(アート・ギャラリー・エムハッシー)で3月2日から4月4日まで開かれるトニー・メネグッツォさんの写真展「ポートフォリオシリーズなど」の出品される作品(NO MORE THAN ONE(C)Toni Meneguzzo)。

イタリアのファッション写真家、トニー・メネグッツォ(Toni Meneguzzo)さんが1995年に8×10判のポラロイドで撮影した「幻のプリント」とされる「NO MORE THAN ONE(ノー・モア・ザン・ワン)」を展示販売する。

プリントサイズは、127センチ×152センチの大判で、「女性の美、その神秘性と官能性に捧げたカラー作品」で、「女性のもつ美しさを丁寧かつ明確に切り取っている」としている。今回はこの作品とポートフォリオシリーズなど約13点のオリジナル・プリント(エデション有り、サイン入り)を出品する。この内2点は、本人から特別に委託を受けた風景作品という。

1991年1月刊行の写真集「nude of J.+Photo(ヌード・オブ・Jプラスフォト)」(朝日出版社、税込5126円)で写真家の五味彬(ごみ・あきら)さん(1953年生まれ)と競作したトニー・メネグッツォさんが、1990年代に消え去ろうとする日本人の裸体イメージを取り戻す試みの写真集で、トニー・メネグッツォさんは、既成のあらゆるイメージからも解放されて、純粋に美しく輝く瞬間を探ろうとしている。

トニー・メネグッツォさんは長年にわたり、8×10判のポラロイド写真に特有の技術を開発し、この媒体の使用における先駆者であり、後に多くの人々にその技術が引き継がれたという。この研究精神は、風景、女性のヌード、抽象的な眼球、聖なる牛、田舎の盗賊、野生の大木といった、トニー・メネグッツォさんの個人的な作品の主題にも及んでいる。

トニー・メネグッツォさんは、自分の作品には「逃避、心のシェルター、救済というテーマが根底にある。それは決して現実から目を背けるという意味ではなく、生き抜くために選ばれる、静かな戦略のようなもの」としている。

トニー・メネグッツォさんは1949年イタリア・ヴェネチア生まれ、大学で経済を専攻し、独学で建築写真を撮り始め、イギリス・ロンドンに渡り、1975年、26歳から本格的にファッション写真に取り組み、その後イタリア・ミラノで活動、8×10判ポラロイドでのスタイルを築く。ミラノ、パリ、ロンドンを中心にヨーロッパで活躍し、「ヴォーグ」誌などに掲載された。

日本の出版社トレヴィル・ブックスから、ファッションと女性ヌードに関する作品の選集を収録した全3巻のシリーズ、1991年に「Seduction(セダクション)」、1993年に「Auras(アウラス)」と「Fragments(フラグメンツ)」を出版している。また、自ら手掛けたストップモーションビデオ作品も個展などの際に上映されている。

開場時間は10時30分から18時30分(最終日は17時)まで。入場料は800円。成人限定。日曜日は休館。作品はすべて販売する。