【銀座新聞ニュース=2025年10月29日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は10月30日から11月5日まで長田真作さんとSUMIRE(佐藤菫)さんによる出版記念展「ひかげ 絵と本と生まれる」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で10月30日から11月5日まで開かれる長田真作さんとSUMIRE(佐藤菫)さんの出版記念展のフライヤー。
絵本作家の長田真作(ながた・しんさく)さんが文章を、女優、モデル、画家のSUMIRE(10月から佐藤菫に改称)さんが絵を手掛け、10月31日に「ほろほろもみじ」(303BOOKS、税込1650円)が刊行されるのを記念して、ふたり展を開く。「ほろほろもみじ」の原画と、田真作さんが12月に刊行する長編絵本「影のような者たち」(求龍堂、税込5280円)をオマージュした新作絵画などを展示販売する。
出版社によると、「ふたりが絵を描く先に込めた『光』そして『影』。それぞれの作品に込められた力強くまっすぐな色彩のタッチからは、描くことの楽しさ、わからないものへの探求心が感じられ」るとしている。
「ほろほろもみじ」は長田真作さんが、SUMIRE(佐藤菫)さんのライブ・アートパフォーマンスを目撃したのがきっかけで、ふたりは共作絵本の準備を始め、この物語を構想したという。これまでは文章も絵も手掛けていた長田真作さんが、絵本デビューとなるSUMIREさんに絵を委ねた40作目の絵本となる。
「ほろほろもみじ」は自然の中に生きる「こびと」リリアの物語で、この世界では、小さな生き物たちが、自然と共生し、利他的な行動で違いを乗り越え、互いの暮らしや文化を尊重していく。そんな長田真作さんの込めたメッセージに、SUMIRE(佐藤菫)さんが落ち葉の間に、サルビアの花の上に、森の大樹の樹洞の中にあるリリアの足跡など、新たな物語となっていく。
物語は、もみじの落ち葉から生まれた「こびと」のリリアがサルビアの花を求めて、チョウの後をついていったところ、仲間とはぐれてしまう。初めて訪れた花畑でサルビアの花から蜜を集めていたリリアに、タカが襲いかかり、危機一髪でモモンガが現れ、リリアを助けた。モモンガの背中につかまり滑空していくリリア。モモンガが飛んでいった先は森の中。大樹の中に彼らの隠れ家があり、傷ついた動物たちが手当を受ける診療所だった。
長田真作さんは1989年広島県呉市生まれ、高校卒業後に上京し、障がい児学童保育のNPO法人「わんぱくクラブ育成会」に勤務し、2014年より独学で絵本の創作をはじめ、2016年に「あおいカエル」(リトルモア)で絵本作家としてデビューし、「タツノオトシゴ」(PHP研究所)、「かみをきってよ」(岩崎書店)など30冊以上の作品を刊行している。
SUMIRE(佐藤菫)さんは1995年東京都生まれ、父親は俳優の浅野忠信さん、母親はミュージシャンのCHARA(ちゃら)さん。弟は俳優の佐藤緋美(HIMI)さん。女優、ファッションモデル、アーティストとして活動し、2014年から「装苑」の専属モデルを務め、2018年に映画「サラバ静寂」で女優デビューしている。
2018年に「リバーズ・エッジ」、2019年に連続ドラマW「悪の波動 殺人分析班スピンオフ」(WOWOW)でヒロイン役を演じてテレビドラマに初出演、2021年に「ボクたちはみんな大人になれなかった」、2022年に「階段下のゴッホ」などのテレビドラマに出演し、2024年に映画「朝をさがして」で主演を務めた。2023年に初の絵画の個展を開いている。
開場時間は10時30分から20時30分(初日と最終日は18時)まで。入場は無料。
