鳩居堂画廊、中国出身の曽勤が日本画と水墨画融合展

【銀座新聞ニュース=2015年4月4日】東京鳩居堂(中央区銀座5-7-4)3階の鳩居堂画廊(03-3574-0058)は4月7日から12日まで、曽勤さんによる個展「水墨と岩彩の世界」を開催する。

鳩居堂画廊で4月7日から12日まで開催される曽勤さんの個展「水墨と岩彩の世界」に展示される作品。

鳩居堂画廊で4月7日から12日まで開催される曽勤さんの個展「水墨と岩彩の世界」に展示される作品。

日中現代墨画会(群馬県高崎市緑町4-5-14)の会長で、中国生まれの女流画家、曽勤(そう・きん)さんが鳩居堂画廊で個展を開き、約30点を展示する。

曽勤さんは日本画と水墨画を融合させた独自の画風を確立し、「『一花一世界・一葉一菩提』、ありのまま、自然のままの花々に、世界は愛と自由で満たされていくようにとの思いを込めて制作し」ている。

曽勤さんは中国生まれ、幼少時より水墨画家で、「水墨画の抒情詩人」と呼ばれる父親の曽令富(そう・れいふ)さんから水墨画の指導を受け、国立四川美術学院と国立中央美術学院中国画学院を修了、来日後、2007年に鳩居堂画廊で曽令富さん、妹の曽黎(そう・れい)さんと3人で「父娘三人画」展を開催(2012年も)、第10回日中書画芸術大展で優秀賞を受賞した。

2008年に第25回日中水墨画合同展に招待出品(以降、毎年出品)、2010年に第8回馬驍(まきょう)芸術大賞展で審査員、実行委員を務め(2013年、2014年も)、中国・重慶の亜細亜少年児童国際絵画展で審査員を務め、日本美術家連盟会員、日本華僑華人文学芸術界連合会理事。

開場時間は11時から19時(最終日は17時まで)。入場は無料。