シャンテ「旅と日々」前夜祭でウンギョン、堤真一ら舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2025年11月3日】中堅の映画配給会社、ビターズ・エンド(渋谷区渋谷3-26-10、ネクスト渋谷、03-5774-0210)は11月6日にTOHOシネマズシャンテ(千代田区有楽町1-3-2、日比谷シャンテ、050-6868-5001)で「旅と日々」の舞台あいさつ付き前夜祭を開く。

11月7日から一般公開される「旅と日々」((C)2025「旅と日々」製作委員会)。

6日19時の回上映前に、監督の三宅唱さんをはじめ、主人公で韓国人脚本家の「李」役のシム・ウンギョン(沈恩敬)さん、山奥の宿「べんぞうや」の主人「べん造」役の堤真一さん、海辺で李と出会う渚(河合優実さん)と出会う青年「夏男」役の髙田万作さんが舞台に登場してあいさつをする。

「旅と日々」はマンガ家のつげ義春さんの「海辺の叙景」と「ほんやら洞のべんさん」を原作として、三宅唱さんが監督と脚本を手掛けた。行き詰まった脚本家が旅先での出会いをきっかけに人生と向き合っていく様子を、三宅唱さんが繊細なストーリーテリングと独特の空気感で描き出す。2025年に第78回ロカルノ国際映画祭で最高賞にあたる金豹(きんひょう)賞を受賞している。

物語は強い日差しが降り注ぐ夏の海。浜辺にひとりたたずんでいた夏男は、影のある女・渚と出会い、ふたりは何を語るでもなく散策する。翌日、再び浜辺で会った夏男と渚は、台風が接近し大雨が降りしきるなか、海で泳ぐのだった。

とある大学の授業で、つげ義春の漫画を原作に李が脚本を書いた映画を上映している。上映後、質疑応答で学生から映画の感想を問われた李は、自分には才能がないと思ったと答える。冬になり、李はひょんなことから雪に覆われた山奥を訪れ、おんぼろ宿にたどり着く。宿の主人・べん造はやる気がなく、暖房もまともな食事もない。ある夜、べん造は李を夜の雪の原へと連れ出す。

三宅唱さんは1984年北海道札幌市生まれ、北海道札幌北高等学校を卒業、2007年に23歳の時に映画美学校第10期フィクション・コース初等科を修了、2009年に一橋大学社会学部を卒業、「1999」「4」「マイムレッスン」「スパイの舌」といった短編作品を手がけ、初長編「やくたたず」を監督した。2012年に「Playback(プレイバック)」を監督し、ロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品された。また、第22回日本映画プロフェッショナル大賞新人監督賞を受賞している。

2013年に「大橋トリオ」のアルバム「MAGIC」に特典DVDとして収録される短編「TREEHOUSE」を監督、2017年に時代劇「密使と番人」を監督した。2017年の「きみの鳥はうたえる」を監督し、2018年の第92回キネマ旬報ベスト・テンで第3位に選ばれ、2022年に「ケイコ 目を澄ませて」を監督し、第32回日本映画批評家大賞で監督賞、第46回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞(岸井ゆきのさん)などを受賞している。

チケットは11月4日0時(3日24時)からオンラインで、4日劇場オープン時から窓口で販売している。料金は2200円均一。