【銀座新聞ニュース=2024年11月4日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(東京都中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は11月6日から12日まで3階ギャラリー特設会場で新井典子さんと古谷尚子さんによる「NとNの手しごと」を開く。
リメイクアーティストの新井典子さんと、陶芸歴30年の和文化コンシェルジュの古谷尚子さんがふたり展を開く。新井典子さんは京絞り寺田豊さんの絞り布地や世界の布を素敵な服や小物にしてしまうのが特技で、まるで魔法のようで、色と柄の合わせ方も誰にも真似ができない。また、和文化コンシェルジュとして活動する古谷尚子さんは“自分が使いたいもの ”を陶芸作品を中心に紹介する。さらに、林礼子さんの布仕事も賛助出品する。
新井典子さんは子ども服、婦人服、ブライダルシューズのデザイナーを経て、タイアップハンドル「サムコ(Someco)」を開発、現在、「サムシング・エコ(something eco)」をテーマにさまざまな布で作品を発表している。
古谷尚子さんは陶を陶芸家の菊地勝さんに28年、仕覆(しふく、茶入や茶碗などの道具類を入れる袋)を永井百合子さんに数年、書は物心ついて以来母に学んでいる。
古谷尚子さんは1988年に世界文化社に入社、「Men’s Ex」編集部でメンズファッションを担当、書籍編集部で美容家のIKKO(イッコー)さんの単行本を3冊手がけ、その後「MISS Wedding(ミス ウエディング)」と「NEXTWEEKEND(ネクストウィークエンド)」の編集長を歴任し、「きものSalon」の編集長を10年担当し、「家庭画報」編集部部長も兼務し、2018年10月にスペシャル編集部の部長に就任、2021年に世界文化社を退社し、和文化コンシェルジュとして活動している。
林礼子さんは20代の数年と60代からの数年間、栃木県益子町の日下田藍染工房にて織と染を習う。手仕事の布が好きで、旅行のたびに骨董市やら各地の工房を訪ねては布を購入し、行李にしまい込んでいたが、同じく布好きの中村夏実さんと出会い、数年前に2人で布仕事のユニット「textilen+R(テキスタイレンプラスアール)」を結成し、しまい込んでいる布を「用の布」に仕立て、日々の暮らしのなかで活かしたいと活動を始めている。
開場時間は9時30分から20時30分(最終日は15時)。