【銀座新聞ニュース=2025年3月21日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は3月22日から4月11日まで3階児童書売場壁面ギャラリーでひがしちからさんによる「ぐうたらねこ」の原画展を開く。
絵本作家のひがしちからさんが1月30日に絵本「ぐうたらねこ」(佼成出版社、税込1650円)を刊行したのを記念して原画展を開く。
出版社によると、「ぐうたらねこ」は、SNSで2匹の保護猫と暮らす日常を投稿するなど愛猫家としても知られるひがしちからさんによる、子どもと飼い猫のほほえましい関係を描いた初めての猫絵本で、細部まで猫愛に溢れたポーズや表情、そして誰もが思わずニンマリしてしまう結末となっている。
内容ははるくんの家で飼っている猫の名前は「ぐうたら」、あだ名はぐーちゃん。その名の通りぐうたらしているだけなのに、あくびをするだけで「かわいい」、ご飯を食べるだけで「えらいぞ」と、なんでも褒められる。
そんなぐうたらのことを、はるくんはときどきうらやましく思っていたが、ある日、はるくんが大事にしていたキーホルダーが行方不明になり、ぐうたらを連れて一緒に探すのだが。
ひがしちからさんは1972年大分県生まれ、筑波大学芸術専門学群視覚伝達デザイン科を卒業、2004年に第5回ピンポイント絵本コンペで優秀賞、受賞作をもとにつくられた絵本「えんふねにのって」(2006年)でデビューし、作品に「ぼくのかえりみち」(2008年)、「いま、なんさい?」(2009年)、「えんふねにのって」(2006年)、「ぼくひこうき」(2011年)、「ユキコちゃんのしかえし」(2014年)、「おむかえ」(2015年)、「だんまりうさぎとおしゃべりうさぎ」(2015年)、「魔女ののろいアメ」(2018年)、「どーん、じゃんけんぽん!」(2024年)などがあり、翻訳書に「ニブルとたいせつなきのみ」(2012年)がある。
開場時間は9時から21時まで(最終日は20時)。