セイコー、東京マラソン応援で、和光に世界と日本の記録表示

【銀座新聞ニュース=2019年2月22日】国内時計業界第3位、国内精密機器業界第8位のセイコーホールディングス(中央区銀座1-26-1、03-3563-2111)は2月21日から3月3日まで傘下の百貨店、和光本館(中央区銀座4-5-11、03-3562-2111)のウインドウディスプレイに、スポーツタイマーのオブジェを掲示し、東京マラソンと出場するランナーを応援するため、マラソンの世界記録と日本記録を表示している。

3月3日まで和光のウインドウディスプレイに、表示されているスポーツタイマーのオブジェ。東京マラソンと出場するランナーを応援するため、マラソンの世界記録などが見られる。

セイコーは3月3日に開かれる「東京マラソン」の公式時計(オフィシャルタイマー)を務めており、第1回目から今年の13回目まで連続して計時している。

また、2月28日から3月2日の3日間、お台場特設会場で開かれる「東京マラソンエキスポ(EXPO)2019」のセイコーブースでは、目標タイム宣言コーナーを設置して、一般の出場ランナーが和光本館の画像をバックに、セイコースポーツタイマーに自身の目標タイムを表示して一緒に撮影できるサービスを行う。

これに合わせて、和光本館でもマラソンの世界記録と日本記録を表示し、さらに、3日当日は丸の内の行幸通りの皇居前に設定されるゴール前付近にセイコーブースを設置し、ランナー自らが完走タイムとメッセージを記入したシートを、4日の電車中づりと和光本館ウインドウディスプレイに、速報広告として掲出する。

2018年の東京マラソンでゴール後にタイムなどを書く一般ランナーと、それが電車の中に掲示された。

ウイキペディアによると、東京マラソンは2007年に始まった東京都で行われるマラソン大会で、毎年2月(2009年大会と2019年大会以降は3月開催)に開かれている。2013年大会から「ワールドマラソンメジャーズ」に加入し、世界の主要なマラソン大会のひとつとなっている。

2007年以前は、東京都心部で行われていたのは男子の「東京国際マラソン」と女子の「東京国際女子マラソン」、一般市民ランナー・障害者向け10キロロードレースの「東京シティロードレース」があった。それらを一つに統合してニューヨークシティマラソンやロンドンマラソン、ボストンマラソンに匹敵する市民参加型大規模レースとして、東京マラソンが企図された。

2010年に国際陸上競技連盟(IAAF)の世界ロードレース格付け制度で、ニューヨークマラソンなどにならび市民参加型大規模レースとして日本で初めてゴールドラベルを獲得した。計画当初、事務局想定の制限時間は7時間だったが、一般的市民マラソンの制限時間は5時間から6時間で、警備する警視庁は5時間を要望した。関係者間の折衝は難航するも、結局、7時間を要望する事務局が押し切った。

2011年大会からチャリティランナーや一般からの募金を東日本大震災やハリケーン・サンディ被害支援などに充てるなどもあって、約30万人の応募者から抽選で約3万6000人が参加し、約200万人の観衆が沿道に集まるなど一大イベントに発展した。

2018年からは、2020年東京五輪のマラソン日本代表候補を決める「マラソングランドチャンピオンシップ」(MGC)シリーズの対象レースに指定されている。参加エントリーは男女マラソン(42.195キロ)、車いすマラソン(同)のほか、ジュニア&ユース(大会当日満16歳から満18歳)、障害者(車いすの部、視覚障害者、知的障害者、移植者)を対象とした10キロがある。

コースは2007年から2016年までは東京都庁舎前(都庁通り)から専大前交差点(専大通り・雉子橋通り・内堀通り)、祝田橋交差点(内堀通り)、日比谷交差点(日比谷通り)、芝5丁目交差点(第一京浜)と走り、品川駅手前で折り返した(第一京浜)。
そこから戻る形で、芝5丁目交差点(日比谷通り)、 日比谷交差点(晴海通り)、銀座4丁目交差点(中央通り)、日本橋交差点、駒形橋西詰、浅草寺雷門前、吾妻橋西詰、駒形橋西詰、銀座4丁目交差点(晴海通り)、築地(佃大橋・朝潮大橋・春海橋)、豊洲、東雲1丁目(都橋通り)からゴールの東京ビッグサイト(江東区有明)までとなっていた。

2017年からは東京都庁舎前(都庁通り)から都庁北交差点(北通り・都道新宿副都心8号)、新都心歩道橋下交差点(青梅街道・靖国通り・外堀通り)、飯田橋交差点(目白通り)、飯田橋1丁目交差点(専大通り)、西神田交差点(専大通り)、専大前交差点(靖国通り)、須田町交差点(中央通り)、日本橋交差点(永代通り)、茅場町1丁目交差点(新大橋通り)、浜町中ノ橋交差点(清洲橋通り)と走る。

さらに、東日本橋交差点(清杉通り)、浅草橋南交差点(江戸通り)、蔵前1丁目交差点、駒形橋西詰、浅草寺雷門前、吾妻橋西詰、駒形橋西詰、蔵前1丁目交差点(蔵前橋通り)、石原1丁目交差点(清澄通り)、門前仲町交差点(永代通り)、富岡八幡宮前で折り返す。

その後、再度、蔵前1丁目交差点(江戸通り・清杉通り・清洲橋通り・新大橋通り・永代通り)、日本橋交差点(中央通り)、銀座4丁目交差点(晴海通り)、日比谷交差点(日比谷通り)、芝5丁目交差点(第一京浜)、品川駅手前で再度折り返す。さらに、芝5丁目交差点(日比谷通り)、日比谷交差点(日比谷通り)、和田倉門、東京駅前・行幸通りの皇居前でゴールする。