「ドラゴンクエスト」、佐藤健、有村架純ら初日挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年7月22日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は8月2日にTOHOシネマズ日比谷スクリーン12(千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル地下)で「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の声優による舞台あいさつを開く。

8月2日から一般公開される「ドラゴンクエスト ユア・ストーリーアルキメデスの大戦」((C)2019「DRAGONQUEST YOUR STORY」製作委員会(C)1992 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.)。

2日18時30分の回上映前に、総監督で脚本を手掛けた山崎貴(やまざき・たかし)さん、監督の八木竜一(やぎ・りゅういち)さん、花房真(はなふさ・まこと)さんをはじめ、主人公の少年「リュカ」役の佐藤健(さとう・たける)さん、リュカの幼馴染で2つ年上の少女「ビアンカ」役の有村架純(ありむら・かすみ)さん、ラインハット王国の第一王子「ヘンリー」役の坂口健太郎(さかぐち・けんたろう)さん。

リュカの父親「パパス」役の山田孝之(やまだ・たかゆき)さん、パパスの召使い「サンチョ」役のケンドーコバヤシ(けんどー・こばやし)さん、魔界のエビルマウンテンに住まう大魔王で、王の中の王「ミルドラース」役の井浦新(いうら・あらた)さん、パパスの妻でグランバニア王妃「マーサ」役の賀来千香子(かく・ちかこ)さん、原作者で監修を手掛けた堀井雄二(ほりい・ゆうじ)さんが舞台に登場してあいさつする。

「ドラゴンクエスト」は1986年5月27日に発売された「ドラゴンクエスト」を第1作とする、コンピュータRPGを基盤とする多分野に渡るシリーズで、主にゲームデザイナーの堀井雄二さんを中心に制作され、スクウェア・エニックス(旧エニックス)が発売している。2018年時点で、メインとなるRPGシリーズ累計出荷数と配信数は7600万本を超えている。2014年6月には「最も長く続いている日本のRPG」としてギネスブックに掲載されている。

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」は「ドラゴンクエスト」の5作目で、1992年9月に発売された「ドラゴンクエスト5(V)天空の花嫁」を原案に3DCGアニメ映画化された。総監督に山崎貴さん、監督に八木竜一さんと花房真さんと「スタンドバイミー(STAND BY ME)ドラえもん」を手がけたスタッフが結集し、オリジナルゲームの生みの親である堀井雄二さんが監修、「ドラクエ」テーマ曲などを手掛けた作曲家のすぎやまこういちさんが音楽を担当した。

物語は少年リュカがゲマ率いる魔物たちに連れ去られた母マーサを取り戻すため、父パパスと旅を続けていた。しかし、道中での魔物たちとの激闘により、パパスはリュカの目の前で非業の死を遂げてしまう。

それから10年後、故郷に戻ったリュカは「天空のつるぎと勇者を探し出せば、母を救うことができる」と書かれた父の日記を発見。パパスの遺志を受け継ぎ、冒険へと旅立つ。次々と立ちはだかる試練の数々、ビアンカとフローラをめぐる究極の選択など、リュカの壮大な冒険が描かれる。

八木竜一さんは1964年東京都生まれ、1987年に「白組」に入社、CMのデジタルマット画やゲームムービーのCGディレクションに携わり、2002年に「クロックタワー3」や「バイオハザード0」のCGディレクター、2004年にゲーム「鬼武者3」のCGディレクターを担当し、オープニングムービーが2004年度のシグラー(SIGGRAPH)のエレクトロニックシアター(Electronic Theater)で入選した。

2006年にNHK教育「うっかりペネロペ」の演出、2007年にフジテレビ系「もやしもん」の3DCG監督、2011年に「フレンズ(friends)もののけ島のナキ」で山崎貴さんと共同監督、2014年に「スタンドバイミー(STAND BY ME)ドラえもんで」でも山崎貴さんと共同監督を務め、第38回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞などを受賞した。

花房真さんは1970年岡山県生まれ、1992年に「白組」に入社、ゲームソフト「鬼武者」シリーズや「バイオハザード」シリーズでゲームムービーのアートとCGディレクターとして携わり、SCEのゲームソフト「ルールオブローズ」ではゲーム内のアートディレクションやデザインを務め、オープニングムービーはアヌシーや広島などの国際アニメーション映画祭にノミネートされた。「スタンドバイミー(STAND BY ME)ドラえもんで」でアートディレクションや、キャラクターや背景、ひみつ道具のデザインなどの美術全般を取りまとめた。

チケットは応募フォームからの抽選販売(50席)と、チトッケぴあを通じた初日舞台挨拶特別抽選販売(https://w.pia.jp/s/dqmovie19og/)があり、応募フォームからの抽選販売は24日12時締め切り。料金は一般1900円、大学生、専門学生1500円、高校生、3歳から中学生まで、障がい者1000円、シニア1200円。

チトッケぴあによる抽選販売は29日11時締め切りで、料金は一般2100円、大学生、専門学生1700円、高校生、3歳から中学生まで、障がい者1200円、シニア1400円。

編集注:「山崎貴」の「崎」は正しくは右側の「大」は「立」です。