韓国知りたいなら、荒唐無稽な「左利きの妻」がお勧め(288)

【tamaoのOL独り言=2019年9月27日】気づけば9月の後半、早いなぁ。日中は暑いけど、朝と夕方は涼しくなってきて、少しずつ秋に向かってますね。

えっと、民間交流してます。韓流スターの靴!

秋といえば読書やスポーツ、もあるけど最近、私と母がハマっている韓国ドラマがある。たぶん、日本では放映されないと思うので、紹介しますね。

「左利きの妻」というドラマで、まず主人公が誰なのかわからなくなるけど、若い夫婦が主人公だ。新婚旅行で夫が交通事故に遭う。その事故で夫が行方不明のまま何年か経つ。
何年か後、妻に気になる男が出てくるのだが、それは実は事故のケガで整形して顔が変わった夫なのだ。なぜか財閥の跡取りとして生きている。しかも記憶を失って。

その夫がだんだん記憶が蘇ってきて、なぜ事故にあったのか、顔を整形されたのはなぜか、わかってくる。

主人公たちの周りの人たちがその事故に関係し、しかも大きな陰謀が渦巻く。なぜなら夫の家族は財閥だから。途中までは、その夫妻の子どももどこか行方不明になっていた。ん?新婚旅行で交通事故にあったのに子どもいるのか?

まずその行き当たりばったりのストーリー。何回か見逃すと誰が味方なのかわからなくなってしまう。

散々ひどい扱いされて敵だった人が味方になったり、予想もしない人が親子関係だったり。急に親が出てきたり。

本当に初めからこんなストーリー書けないと思わせるドラマで、最後のほうでは、財閥が乗っ取られそうになったので、一致団結してその敵に向かうという、そしてネタバレになってしまうので書けない結末です。

視聴率が悪ければ終わってしまう韓国のテレビ業界でこれだけ長く続いた(103話)のは、やっぱり楽しみに見ていた人が多かったからだろう。それだけ視聴者との距離も近いのかしら?

でも、こんな荒唐無稽なストーリー、なんか思い当たることない?昨今の韓国でのこと、日本との関係、単純なこと言えないけど、こういうのを見ている人が多いんだなと思ってしまった。最後は悪い人がいなくなっちゃったというのも、儒教の国なのね、と妙に納得してしまった。

いろいろと誤解もあるけど、日本は他の国とケンカできないのだから、その国のことをよく知って付き合っていくしかないのだと思う。ケンカしてもしょうがないのだから。長いけど、韓国のことを知るためにはこのドラマ、おススメです(敬称略、中堅企業に勤めるOLのタマオさんが日常の生活について思っていることを不定期に書きます。注書きは著者と関係ありません)。

編集注:「左利きの妻」は韓国放送公社の国内向け地上波テレビチャンネルのひとつ、KBS第2テレビジョン(KBS2)で2018年1月2日から平日19時50分から放送された連続ドラマで、全部で103話で完結した。日本では2019年4月3日からKBS WORLDで毎週水曜日と木曜日22時5分から放送された。