【銀座新聞ニュース=2025年11月14日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)はこのほど、10月の映画営業部門興行成績(速報ベース)が前年同月比284.2%増の121億6310万円で5カ月続けてプラスになったと発表した。

7月18日から一般公開されている「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来」((C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable)は、興行通信社によると、10月26日までの累計で興行収入が371.1億円、観客動員数が2554万人だった。世界の興行収入は10月17日の東宝の発表時点で6億5400万ドル(約948億円)に達している。
10月は9月と同じく例年、需要の端境期で、年間を通じて比較的観客が少ないため、売上高も40億円から50億円で推移することが多い。2013年が54億円、2014年が45億円、2015年が49億円、2016年がアニメ「君の名は。」の影響で157億円と100億円を超えた。しかし、2017年が45億円、2018年が57億円で推移し、2019年に「天気の子」が好調で80億円まで増えたが、2020年はコロナの感染拡大により42億円、2021年もコロナの影響で43億円、2022年も行動制限がなかったものの33億円と平年並で推移した。
2023年は3月13日からマスク着用が個人判断となり、5月8日からコロナ感染症が2類からもっとも軽い5類に移行したこともあり、ほとんどの規制がなくなり、2023年10月は6%増の39億円で、回復傾向が続いた。2024年10月は「室井慎次 敗れざる者」以外の新作が低調で31億円と5カ月ぶりの大幅なマイナスとなり、2024年ではもっとも低い映画成績となった。
これに対して、今10月は「チェンソーマン レゼ篇」や「劇場版『鬼滅の刃』無限城編第一章猗窩座(あかざ)再来」や「国宝」、「8番出口」などが好調で大幅な伸びとなった。
一方、TOHO(トーホー)シネマズ、関西共栄興行、東京楽天地という連結3社ベースの東宝グループの映画館の10月の入場料収入は同71.3%増の56億3280万円と6カ月続けてプラスになった。TOHOシネマズ直営館の入場料収入と東宝グループの入場人員については公表するのを止めている。
新たに10月に公開されたのは、10日公開の「秒速5センチメートル」、24日公開の「もののけ姫4K デジタルリマスター」、同じく24日公開の「ONE IN A MILL10N(ワン・イン・ア・ミリオン)」(TOHO NEXT)の3本だった。
興行通信社の映画興行ランキングによると、3日から5日の週は「チェンソーマン レゼ篇」が3週目も1位、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編第一章猗窩座再来」が12週目も2位、「国宝」が18週目に3位に浮上し、「沈黙の艦隊 北極海大海戦」が2週目に4位、「8番出口」が6週目に5位、「ブラック・ショーマン」が4週目で7位と、トップ10入りは前週と同じく6本だった。
10日から12日の週は「チェンソーマン レゼ篇」が4週目も1位、「秒速5センチメートル」が初週で2位、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編第一章猗窩座再来」が13週目も3位、「国宝」が19週目で4位、「8番出口」が7週目に7位、「沈黙の艦隊 北極海大海戦」が3週目で8位、「ブラック・ショーマン」が5週目で10位と、トップ10入りは前週より1本増えて7本だった。
17日から19日の週は「チェンソーマン レゼ篇」が5週目も1位、「秒速5センチメートル」が2週目も2位、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編第一章猗窩座再来」が14週目も3位、「国宝」が20週目も4位、「8番出口」が8週目に8位、「沈黙の艦隊 北極海大海戦」が4週目で10位と、トップ10入りは前週より1本減って6本だった。
24日から26日の週は「チェンソーマン レゼ篇」が6週目も1位、「秒速5センチメートル」が3週目も2位、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編第一章猗窩座再来」が15週目も3位、「もののけ姫」が初週で4位、「ONE IN A MILL10N」(TOHO NEXT)が初週6位、「国宝」が21週目で7位と、トップ10入りは前週と同じく6本だった。
10月に映画館で上映された東宝の配給作品(TOHO NEXTを含む)は、「劇場版『チェンソーマン レゼ篇』」(9月19日公開)、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」(7月18日公開)、「秒速5センチメートル」(10月10日公開)、「国宝」(6月6日公開)、「8番出口」(8月29日公開)。
映画「沈黙の艦隊 北極海大海戦」(9月26日公開)、「ブラック・ショーマン」(9月12日公開)、「もののけ姫4K デジタルリマスター」(10月24日公開)、「映画『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』」(TOHO NEXT、2月21日公開)など。
