【銀座新聞ニュース=2025年4月21日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は4月21日から26日までグラハム・ルイス・フレミングさんによる個展「聖なる黙想/RESURRECTION/復活」を開いている。
沖縄生まれ、アメリカ育ちで、現在、東京都青梅市で妻の容子(やすこ)さんと「ALL NATIONS ART COMMUNITY(オールネイションズアートコミュニティ、略称・ANACOM)」(青梅市千ヶ瀬町3-397-2、0428-78-4888)を主宰・運営しているイラストレーター、デザイナー、画家のグラハム・ルイス・フレミング(Graham Lewis Fleming)さんが、ニューメディアの技法で描いた抽象画、65センチから100センチのサイズ約20点を展示している。
G・L・フレミングさんは地元のメディアによると、石や壁、水の流れなどを撮影し、それらの画像をパソコン上で何層にも重ねて、奥行のある画面をつくり、その中に旧約聖書のヤコブのハシゴ、窓や葉のような形を描いていく、ユダヤ教やキリスト教の伝統や黙想をテーマにした抽象画を制作している。
今回は「RESURRECTION(リザレクション)/復活」がテーマで、画廊によると、「フレミングの作品における画期的な進化を示すものであり、希望、再生、エネルギーを放つ鮮やかなテーマカラーを特徴」とし、今回の「『復活』では、新たな命、聖なる反映、変容。フレミング独自の 正方形キルト状、遊び心のある削られた跡、何層もの奥行きをそのままに、光、鮮やかさ、そして金色の輝きへと向かい、霊的な目覚めを表現」した。「それは、人間の精神の揺るぎない強さを語るアートの旅」としている。
G・L・フレミングさんは今回の個展について「人生の充足へと昇ることを描いています」として、「これらの絵画は、神聖な約束の輝きが私たちの心と魂を洗い、回復と再生へと導くことを象徴しています」と語っている。
また、今回の特別な試みとして、厳選された作品の一部を、一度限りの限定版プリントとして提供している。
G・L・フレミングさんは1971年沖縄県生まれ、アメリカで育ち、1992年にコロラドの美術学校(コロラド・アート・インスティテュート)を卒業、2001年に来日、2013年にハワイのスクール・オブ・イラストレーションに在学、抽象芸術とデジタルペインティングを探求している。
おもに子ども向けの作品を制作しており、現在、容子さん、4人の子どもと共に東京都青梅市に住み、夫婦で「ALL NATIONS ART COMMUNITY、略称・ANACOM)」を主宰し、地元で「ALL NATIONS CAFE AWAKE(オールネイションズカフェ・アウェイク)」を経営している。
また、2012年にはイラストを手がけた絵本「くまのリッキーとにじいろのたまご」(原作はジョナサン・ウィルソン=Jonathan Wilson=さん、翻訳はみなみななみさん、イーブック出版)を刊行している。
開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。