ホットペッパー調べ外食10月2%増、単価上回るも実施率は横ばい

【銀座新聞ニュース=2025年12月3日】大手情報会社のリクルートホールディングス(千代田区丸の内1-9-2、グラントウキョウサウスタワー、03-6835-1111)傘下のリクルート(2021年4月1日付でリクルートライフスタイルを統合、千代田区丸の内1-9-2、03-6835-3000)の「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は12月2日、10月の「外食市場調査」を発表した。

吉野家ホールディングス傘下の吉野家は冬の期間限定で「肉玉ラーメン鍋膳(とんこつ)」(ご飯つき、税込987円、テイクアウト969円)を販売している。牛肉、玉子、野菜、麺を濃厚なとんこつ醤油スープと共に味わう新感覚の「ラーメン鍋」で、鍋に麺を加えて、具材とスープとともに煮込んだ「煮込みラーメン」としての食べ方、スープに麺をくぐらせて、そこに玉子も絡めた「つけ麺風」の食べ方の2通りを提案している。別添の「にんにくマシマシだれ」を加えれば、パンチの効いた味変も可能という。残ったスープにご飯を投入すると、とんこつスープ雑炊のように味わえる。「牛肉玉ラーメン鍋(とんこつ)」(単品でご飯・漬物はつかない、899円)もある。

それによると、10月の首都圏・関西圏・東海圏(東名阪)の3圏域の外食市場規模は前年同月比1.8%増の3000億円と7カ月続けてプラスで、9月に3カ月ぶりに3000億円を割ったものの、10月は3000億円台を回復した。

また、コロナ禍前の2019年10月比でも4.4%減(2019年9月比6.2%減、8月比8.2%減、7月比13.4%減、6月比13.9%減、5月比3.1%減、4月比11.3%減、3月比13.8%減、2月比6.8%減、1月比5.4%減、2024年時の2019年12月比11.8%減、11月比11.5%減、10月比6.1%減、9月比9.1%減、8月比13.1%減、7月比16.2%減、6月比14.9%減、5月比8.5%減、4月比14.6%減、3月比11.8%減、2月比13.4%減、1月比11.4%減、2023年時の2019年12月比10.3%減、11月比18.8%減、10月比11.9%減、9月比11.9%減、6月比20.4%減、5月比16.0%減、4月比21.3%減)と5月以来の低いマイナス幅で、4カ月続けて回復傾向を示している。

外食単価は同93円高の2966円で、2カ月続けて前年を上回った。前月比でも106円上回った。ただ、外食単価が3000円を割るのは9カ月連続となる。

外食実施率は同横ばいの67.8%(前月比で1.1ポイント減)と2カ月続けて70%を割っている。2024年12月(71.2%)に9カ月ぶりに70%超となったが、1月(68.8%)、2月(67.6%)、3月(68.0%)、4月(68.9%)、5月(68.6%)、6月(69.1%)、7月(67.8%)、8月(70.8%)と8月に70%を超えたが、9月(68.9%)に再び60%台になり、9月も70%を下回った。外食頻度(外食回数)は月に3.79回と前年よりも0.05回減り、前月比でも0.03回減っている。

また、延べ外食回数は2019年10月比18.5%減の1億0116万回(2019年9月比19.8%減、8月比19.3%減、7月比21.7%減、6月比22.3%減、5月比19.0%減、4月比19.6%減、3月比23.2%減、2月比19.4%減、1月比20.0%減、12月比17.7%減、11月比22.5%減、10月比17.3%減、9月比21.1%減、8月比24.0%減、7月比22.3%減、6月比22.9%減、5月比22.7%減、4月比23.5%減、3月比20.1%減、2月比21.7%減、1月比19.5%減)と9月に比べて改善し、3月から8カ月続けて1万回を超えている。

外食市場規模は圏域別では首都圏が1971億円(同6.5%増、7カ月続けてプラス)、関西圏が722億円(同5.5%減、4カ月ぶりマイナス)、東海圏が307億円(同8.1%減、3カ月続けてマイナス)と首都圏が前年を上回った。

主要16業種(調査は26分類)を対象とした3圏域の外食市場規模は食事主体業態・計が前年比0.6%増、2019年10月比で1.1%増、飲酒主体業態が前年比1.6%増、2019年10月比18.4%減、軽食主体業態・計が前年比7.6%増、2019年9月比9.9%増と、前年比では軽食主体業態がもっとも大きく伸び、2019年比では軽食主体業態がさらに改善した。

主要16業種を対象とした外食市場規模は飲酒主体の「居酒屋(焼鳥、串焼き、串揚げ等、飲酒メインの業態含む)」が同30億円増の596億円、食事主体の「フレンチ・イタリアン料理店(ファミリーレストラン以外)」が同20億円増の225億円、食事主体の「その他の各国料理店」が同20億円増の45億円など、8業種が前年同月を上回った。

コロワイドグループのレインズインターナショナルは12月3日から2026年2月28日まで「牛角食べ放題専門店」で6カ国の名物グルメを味わえる「アジアンフェア」を開く。定番の食べ放題メニューのほか、韓国の「厚切りサムギョプサル」や「チーズタッカルビ」「ヤンニョムチキン」「ヤンニョムシュリンプ」、タイの「トムヤムクン」と「トムヤムクン味シェイクdeポテト」、インドの「チーズタンドリーチキン」、ベトナムの「タン塩生春巻き」、シンガポールの「(肉骨茶)バクテー風ラーメン」、インドネシアの「ピサン・ゴレン(揚げバナナ)」を提供する。「牛角コース」(税込3828円)もしくは「黒毛和牛コース」(5478円)を選ぶと注文できる。時間は100分(ラストオーダーは20分前)で、小学生未満は無料、小学生は半額、65歳以上は550円引き。

これに対して、食事主体の「すき焼き、しゃぶしゃぶ、鍋、おでん等の専業店」が同19億円減の49億円、食事主体の「ラーメン、そば、うどん、パスタ、ピザ等の専業店」が同14億円減の158億円、飲酒主体の「バー、バル、ワインバー、ビアホール、パブ」が同13億円減の78億円など、8業種が前年同月を下回った。

外食単価は飲酒主体の「バー、バル、ワインバー、ビアホール、パブ」が同554円高の4801円、食事主体の「アジアン料理店」が同274円高の3275円、食事主体の「その他の各国料理店」が同231円高の3919円など、11業種が前年同月を上回った

これに対して、食事主体の「すき焼き、しゃぶしゃぶ、鍋、おでん等の専業店」が同260円安の3827円、食事主体の「中華料理店(ラーメン専業店は除く)」が同121円安の2601円、食事主体の「フレンチ・イタリアン料理店(ファミリーレストラン以外)」が同91円安の4813円など、5業種が前年同月を下回った。

調査は首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏90分圏、関西圏80分圏、東海圏60分圏の市区町村に住む20歳から69歳までの男女を対象にインターネットによって実施した。

実施時期は事前調査を9月16日から10月6日まで52万9418件を対象に行い、回収数が2万8820件(回収率は5.4%)。本調査は10月31日から11月10日まで1万0709件を対象に実施し、回収数が7852件、回収率は73.3%、有効回答数が7790件だった。

本調査での「外食(実施率)」とは、夕方以降の時間帯で店で食事した場合を対象とし、1日2回までの外食を含んでいる。また、2019年4月から調査対象にコンビニ、スーパーなどの「イートイン」の選択肢を追加している。