フード協、11月の外食売上高3.9%増、15カ月連続

【銀座新聞ニュース=2017年12月26日】一般社団法人「日本フードサービス協会」(港区浜松町1-29-6、浜松町セントラルビル、03-5403-1060)はこのほど、11月の「外産業市場動向調査」を発表した。

吉野家が12月14日から復活した「豚スタミナ丼」。「豚丼」ににんにくを利かせた特製タレで和えた商品で、5月まで期間限定で販売していた。

それによると、11月は比較的穏やかな天候の地域が多く、全般的に客足が堅調で、客数も前年同月比1.0%増となり、ファーストフード、ファミリーレストランを中心にフェアメニューなど高単価商品が堅調な店舗も多く、客単価が上昇したことから、新規出店を含めた全体売上高は前年同月比3.9%増と2016年9月から15カ月連続で前年実績を上回った(既存店ベースは未公表)。

業態別では、ファーストフードが同4.4%増で2015年12月から24カ月連続、ファミリーレストランが同3.3%増と2カ月ぶりにプラス、パブ・居酒屋も同0.4%増と5カ月ぶりにプラスに転じ、ディナーレストランが同5.3%増と2016年9月から15カ月連続、喫茶が同3.4%増と2016年6月から18カ月連続で、それぞれ前年実績を上回った。

また、11月の店舗数は同0.7%増、客数は同1.0%増、客単価が同2.8%増だった。

日本フードサービス協会の統計は会員の191事業者数、店舗数3万6428店が対象で、内訳はファーストフードが56社、1万9715店、ファミリーレストランが52社、9868店、パブ・居酒屋が32社、2495店、ディナーレストランが25社、1019店、喫茶が13社、2128店。