M84で写真家が撮影した映画スター展、ガルボ、ヘプバーンら

【銀座新聞ニュース=2018年1月28日】Art Gallery M84(中央区銀座4-11-3、ウインド銀座ビル5階、03-3248-8454)は1月29日から3月17日まで「伝説の映画スターたち、オードリーなど」を開く。

アートギャラリーエムハッシー(Art Gallery M84)で1月29日から3月17日まで「伝説の映画スターたち、オードリーなど」に展示される「オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)」(Monte Carlo Baby、1953年、(C) Paramount Pictures Photo by Bildarchiv Peter W.Engelmeier/G.I.P.Tokyo)。

ワーナー・ブラザーズ・スタジオ(Warner Bros.Studio)やコロンビア・ピクチャーズ(Columbia Pictures)で撮影を担当したアメリカの写真家、ジョージ・ハーレル(George Hurrell、1904-1992)や、スウェーデン出身のハリウッド女優、グレタ・ガルボ(Greta Garbo、1905-1990)を撮影した写真で有名になった写真家クラレンス・シンクレア・ブル(Clarence Sinclair Bull、1896?1979)。

アメリカ出身の俳優、ジェームズ・ディーン(James Byron Dean、1931-1955)を筆頭にハリウッドスターの写真を撮ることによってアメリカン・スピリットを呼び起こした写真家、デニス・ストック(Dennis Stock、1928-2010)ら、著名な写真家が往年の映画スターを撮影した作品、映画会社やコーバル・コレクション(The kobal Collection)などから選択した作品、貴重なビンテージを含むゼラチンシルバープリントで約40点を展示する。

「ローマの休日」(1953年)でアカデミー主演女優賞を獲得し、「永遠の妖精」といわれたオードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn、1929-1993)が1950年頃にメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(Metro-Goldwyn-Mayer、MGM)制作の大スペクタクル映画「クオ・ヴァディス」(1951年)の王女リジア役の候補(デボラ・カー=Deborah Kerr、1921-2007=に決定)としてスクリーンテストを受けた時に撮影した幻のプリントも日本で初めて展示する。

同じく「グレタ・ガルボ(Greta Garbo)」((C)Metro-Goldewyn-Mayer Photo by Clarence Sinclair Bulle/G.I.P.Tokyo)。

アルフレッド・ヒッチコック(Sir Alfred Joseph Hitchcock、1899-1980)監督の「サイコ」(1960年)に主演のノーマン・ベイツ役で出演し、強烈な印象を残したアンソニー・パーキンス(Anthony Perkins、1932-1992)、「可愛い悪魔」(1958年)で愛くるしい顔と滑らかな肢体のコンビネーションから男を虜(とりこ)にした「自由奔放な小悪魔」といわれたブリジット・バルドー(Brigitte Bardot、1934年生まれ)さん。

「チート」(1915年)でその名を全米で知られ「戦場にかける橋」(1958年)にも出演、日本人で最初にハリウッドのトツプスターとなった早川雪洲(はやかわ・せっしゅう、1886-1973)、「七年目の浮気」(1955年)で地下鉄の通気口に立ち白いスカートがふわりと浮き上がる映画史上に残る有名なシーンのマリリン・モンロー(Marilyn Monroe、1926-1962)ら、「映画スターの肖像は心のレガシーとなって記憶を呼び戻してくれる」としている。

今回、展示される映画スターは、アニタ・ペイジ(Anita Page、1910-2008)、アンソニー・パーキンス、アン・ハーディング(Ann Harding、1902-1981)、アルレッティ(Arletty、1898-1992)、オードリー・へプバーン。

ビョルン・アンドレセン(Bjorn Andresen、1955年生まれ)さん、ブリジット・バルドーさん、シャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling、1946年生まれ)さん、ダーク・ボガード(Sir Derek Jules Gaspard Ulric Niven van den Bogaerde、Dirk Bogarde、1921-1999)、

ガビー・モルレ(Gaby Morlay、1893-1964)、グロリア・スワンソン(Gloria Swanson、1899-1983)、グレタ・ガルボ、ハンナ・シグラ(Hanna Schygulla、1943年生まれ)さん、イザベル・アジャーニ(Isabelle Yasmine Adjani、195年生まれ)さん。
ジェームズ・ディーン、ジャン・ギャバン(Jean Gabin、1904-1976)、ジョーン・クロフォード(Joan Crawford、1904-1977)、ジョン・トラボルタ(John Travolta、1954年生まれ)さん、マリリン・モンロー。

マレーネ・ディートリヒ(Marlene Dietrich、1901-1992)、ミシェル・モルガン(Michele Morgan、1920-2016)、早川雪洲、タルーラ・バンクヘッド(Tallulah Bankhead、1903-1968)、ティナ・チャウ(Tina Chow、1950-1992)ら。

作品を展示する写真家はアリス・スプリングス(Alice Springs、1923年生まれ)さん、ビルダーチブ・ピーター・W・エンゲル メイアー(Bildarchiv Peter W. Engelmeier)、クラレンス・シンクレア・ブル、デニス・ストック、ジョージ・ジンベル(George Zimbel、1929年生まれ)さん。

ジョージ・ハーレル(George Hurrell、1904-1992)、ロジェー・コルボ(Roger Corbeau、1908-1995)、テッド・リード(Ted Reed)、グザビエ・ランブール(Xavier Lambours、195年生まれ)さん、ワルター・リモ(Walter Limot、1902-1984)ら。

法人名はシネマガジン・エディション、エラン・フイルム、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー、パラマウント・ピクチャーズ、パテ・シネマ、コバール・コレクション、ロンドン・フィルム・スタジオ、ワーナー・ブラザーズ、20世紀フォックスなど。
開場時間は10時30分から20時(最終日は17時)。入場料は500円。日曜日は休み。