【銀座新聞ニュース=2012年3月20日】山野楽器銀座本店(中央区銀座4-5-6、03-3562-5051)は3月25日18時30分から7階イベントスペース「ジャムスポット(JamSpot)」でチョン・セフンさんによるミニコンサートを開催する。
「カストラートの再来」や「カウンターテナー」ともいわれるチョン・セフン(Jung Se Hun、鄭世勲)さんが1月25日にCDアルバム「ネオクラシック(NEO CLASSIC)」(2500円)を発売したのを記念して、ミニコンサートを開く。
「ネオクラシック(NEO CLASSIC)」はソプラノとテノールの音域を駆使した1人2役のデュエットをはじめ、映画やミュージカル「オペラ座の怪人」、テレビドラマ「赤と黒」挿入歌などで、自ら歌唱した曲13曲が収録されている。
ウイキペディアによると、「カストラート」は男子が第2次性徴期を迎える前に、睾丸を去勢して、人為的に変声期(「声変わり」)をなくし、ボーイ・ソプラノ時の声質や音域をできうる限り持続させた男性歌手のことだ。
成長ホルモンは分泌されるため、身長や胸郭は通常どおり成長し、胸郭をはじめとする骨格や肺活量の成長などは成人男性とほとんど変わらず、その声のトーンや歌声の持続力は未成年や女性歌手では再現できないといわれる。彼らの声は甘く、野性的で、それでいてとても官能的だったといわれる。
教会内で女性は沈黙を保たなくてはならなかったため、歌を歌うことが許されず、変声期前の男声(現在のボーイ・ソプラノに近い形態)で構成された。しかし、変声期にもその声質を維持するために、意図的に男子を去勢することによって始まったとされる。
また教会内で行う演劇においても女性が参加することができず、少年では役柄の関係や声量が足りないことから、変声期前の声質を保った男性が必要とされた。19世紀半ばにはローマ教皇の命により、人道的見地から禁止された。
「カウンターテナー」は、変声期後の男性が裏声(ファルセット)で女声のアルトからメゾソプラノに匹敵する音域を歌う形式のことをいう。
チョン・セフンさんは韓国の師範大学主催の全国声楽コンクールで1位、2002年に韓国のミュージカル「オペラ座の怪人」で注目を集め、2004年に韓国でデビューアルバムを発売、同年に日本の文化庁招へいにより「舞台芸術国際フェスティバル」に出演、2005年に韓国・釜山で開かれたAPEC首脳会合で公演した。
同年、アメリカ・ニューヨークで公演し、「カルーソー財団」の「世界のための天使の声賞」を受賞している。韓国のテレビドラマなどで歌っており、2011年9月にNHK-BSでチョン・セフンさんが歌っている日韓合同制作テレビドラマ「赤と黒」が放映されている。
山野楽器各店で「ネオクラシック」を購入すると招待券がもらえるが、すでに配布は終了している。