M84で伊アルゼンチーニ「ヌード」展、女性美に対する偏愛

【銀座新聞ニュース=2019年7月28日】Art Gallery M84(中央区銀座4-11-3、ウインド銀座ビル、03-3248-8454)は7月29日から9月14日までギド・アルゼンチーニさんによる写真展「女性的宇宙」を開く。

アートギャラリーエムハッシー(Art Gallery M84)で7月29日から9月14日まで開かれるギド・アルゼンチーニさんの写真展「女性的宇宙」に出品される「皮のコルセットを身に着けたペトラ(Petra With a Leather Corset),1998/2012」((C)Guido Argentini/Sansiao Gallery/M84)。

イタリア出身で、「ヌード写真の旗手」とされるギド・アルゼンチーニ(Guido Argentini)さんが2008年にモデルを大胆なポーズでモノクロ撮影した「X-ポートフォリオ・シリーズ(PORTFOLIO SERIES)」のプリント5点を含む、大判の作品約18点を展示する。

アートギャラリーエムハッシー(Art Gallery M84)によると、ギド・アルゼンチーニさんの「女性美に対する偏愛とも言えるこだわりは、被写体に対して執拗なまでに完璧さを求めることに起因し」ており、「ある種冷徹で一切の妥協を許さない理想美の追求の根底には、女性に対する揺るぎない愛情と理想」があるという。

「彼のフィルターを通して何度も抽出され精製された女性達は、神格化された彫刻のようで、観る者の目を奪い、作り出された舞台装置の中で芸術作品へと昇華された女性の身体は、強度を備えた共感性を持つ美しさを放っています。官能的なロマンスやエレガンスに満ちた甘い香りがそこかしこに漂う、これこそがギド最大の魅力と言える」としている。
ギド・アルゼンチーニさんは1966年イタリア・フィレンツェ生まれ、フィレンツェ大学で3年間医学を学び、1989年に23歳で写真家としての道を歩み始め、1990年にサンタモニカのトッドカプランギャラリーで初個展、2003年にモノクロのヌードシリーズの写真集を発表、2007年に「世界のトップ写真家:ヌード(The World’s Top Photographers :Nudes RotoVision)」で、現在ヌード写真の旗手として取り上げられ、2013年にバレエダンサーの官能的ヌード写真集を出版している。

開場時間は10時30分から18時30分(最終日は17時)。入場料は900円。日曜日は休み。また、会場ではギド・アルゼンチーニさんの写真集「アルゲンツム(Argentum)」と「シェイズ・オブ・ウーマン(Shades of a Woman)」を限定販売する。