ABロード航空会社満足度19年、シンガポールが1位、2位ANAとJAL

【銀座新聞ニュース=2019年7月28日】大手情報会社のリクルートホールディングス(千代田区丸の内1-9-2)グループの旅行、レジャー、飲食などの情報サービス会社、リクルートライフスタイル(千代田区丸の内1-9-2、03-6835-1000)の「旅行」に関する調査・研究機関「エイビーロード・リサーチ・センター」はこのほど、「エアライン満足度調査2019」を発表した。

「エイビーロード・リサーチ・センター」の「エアライン満足度調査2019」で1位に選ばれたシンガポール航空。

それによると、総合満足度は「シンガポール航空」が4.27ポイントで1位に返りさいた(2018年4位)。2位が2018年1位の「全日空(ANA)」と同2位の「日本航空(JAL)」が4.25ポイントで並んだ。4位が2018年3位のエミレーツ航空が4.16ポイントでひとつ下げた。5位が「ニュージーランド航空」で4.12ポイントで、前年のランク外から5位に選ばれた。

部門別満足度ランキングのそれぞれの1位は1.航空機の機材、設備では、「エミレーツ航空」が4.14ポイント(2018年3位)、2.客室乗務員の接客サービスでは、「ANA」が4.24ポイント(同1位)、3.空港内の航空会社職員の接客サービスでは「ANA」(同2位)と「日本航空」(同1位)が4.12ポイントで並んだ。

総合満足度で2位、部門別満足度ランキング5部門のうち、3部門で1位に選ばれたANA(全日空)。

4.機内飲食サービスでは「エミレーツ航空」(同1位)が4.11ポイント、5.機内エンターテインメントでは「ANA」(同3位)が4.05ポイントだった。

上位のスコアは拮抗する部門が多いが、5部門のうち3部門で「ANA」が1位に選ばれ、
2部門で「エミレーツ航空」が1位、1部門で「日本航空」が1位に選ばれた。

コストパフォーマンスがよいと評価されたのは1位が「カタール航空」(2018年2位)、2位が「ターキッシュ エアラインズ」(トルコ航空、同6位)、3位が「バニラ・エア」(同25位)、4位が「ピーチ・アビエーション」(同4位)、5位が「シンガポール航空」(同24位)で、トップ10にLCCが5社入った。

総合満足度でANAと並んで2位に選ばれた日本航空(JAL)。

満足度ポイントは「満足である」(プラス5)、「どちらかといえば満足である」(プラス4)、「どちらともいえない」(プラス3)、「どちらかといえば不満である」(プラス2)、「不満である」(プラス)として算出した加重平均値によりポイント化している。また、「総合満足度」は部門別満足度ポイントの合計ではなく、今回調査した単独設問で算出した数値を使用している。

調査は2018年に海外渡航を経験した18歳以上の日本人を対象に8797人に対し4月11日から15日までインターネットで行い、回収数が4612人、調査集計数が4000人。エアラインは40社で、それぞれの利用者が1社100人になるように無作為抽出している。

総合満足度で1位から20位まで以下の通り。カッコ内は2018年と2017年のランクと国籍。
1位 ( 4位、4位) シンガポール航空(シンガポール)
2位 ( 1位、2位) ANA(日本)
2位 ( 2位、1位) 日本航空(日本)
4位 ( 3位、6位) エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)
5位 ( XX、3位)  ニュージーランド航空(ニュージーランド)
6位 ( 5位、5位) カタール航空(カタール)
7位 ( 8位、12位)ターキッシュエアラインズ(トルコ)
7位 (10位、7位) フィンランド航空(フィンランド)
9位 (10位、12位) KLMオランダ航空(オランダ)
10位(10位、10位)タイ国際航空(タイ)
11位( 6位、16位)エバー航空(台湾)
12位( 8位、14位)カンタス航空(オーストラリア)
12位(13位、8位) ルフトハンザ・ドイツ航空(ドイツ)
14位(24位、11位)キャセイパシフィック航空(香港)
14位(18位、20位)デルタ航空(アメリカ)
16位(31位、24位)バニラ・エア(日本)
17位(14位、16位)アシアナ航空(韓国)
17位(21位、20位)チャイナ・エアライン(台湾)
17位( 4位、4位) アシアナ航空(韓国)
19位(16位、8位) エールフランス航空(フランス)
20位(20位、37位)アメリカン航空(アメリカ)