丸善丸の内で近藤未奈「まよなかのせおよぎ」原画展

【銀座新聞ニュース=2019年8月28日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は9月26日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで近藤未奈さんによる「まよなかのせおよぎ」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で9月26日まで開かれている近藤未奈さんの「まよなかのせおよぎ」原画展に展示されている絵本の表紙。

2018年に第40回講談社絵本新人賞を受賞した近藤未奈(こんどう・みな)さんが6月に受賞作「まよなかのせおよぎ」(講談社、税別1300円)を刊行したのを記念して、原画展を開いている。

「まよなかのせおよぎ」は夜、なかなか眠りにつけない女の子が窓の外を見ていると、空をゆうゆうと背泳ぎしている人がいた。女の子は夢中で追いかける。すると女の子の体もふわふわと浮かび上がり・・・。寝静まった街で、ひっそりと繰り広げられる、ここちよい浮遊感と静けさが漂う物語で、色鉛筆で描かれた柔らかな絵は心地よく、読み終わると深い眠りにつけそう、としている。

近藤未奈さんは東京都生まれ、多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻を卒業、個展で作品を発表し、2016年に「さむっこ」で第38回講談社絵本新人賞佳作、2018年に「まよなかのせおよぎ」で第40回講談社絵本新人賞を受賞している。

開場時間は9時から21時まで。