元オペラ歌手、鎌倉美術展新人賞の傘寿川原絹子「源氏物語」展

【銀座新聞ニュース=2011年10月1日】立川ブラインド工業(港区三田3-1-12、03-5484-6100)の銀座ショールーム(中央区銀座8-8-15、03-3571-1373)地下1階「タチカワ銀座スペース オッテ(Atte)」で10月4日から10月8日まで川原絹子さんによる「源氏に魅せられて-川原絹子 傘寿記念大和絵」展を開催する。

2011年に傘寿(80歳)を迎えた元オペラ歌手で、元フラワーデザイナー、2011年の第47回鎌倉美術展で新人賞アート・フレーム賞を受賞した川原絹子(かわはら・きぬこ)さんが74歳から「源氏物語」をテーマに大和絵を描きはじめた作品40点を展示する。

庭園関連会社の「アイビー・ガーデン」(神奈川県横浜市保土ヶ谷区上菅田町830、0120-838-919)の社長で、川原絹子さんの娘婿、鈴木俊(すずき・しゅん)さんのブログによると、川原絹子さんは50歳から京王百貨店の中の花屋を経営していたが、現在は花屋の経営をやめ、74歳ころから、昔から読み会に参加していた源氏物語を独自解釈した大和絵を描き始めたという。

そうした作品が50点ほどになり、今回、その中から選んだ作品を初めて一般公開する。

川原絹子さんは広島県生まれ、1949年に広島県立福山高等女子学校(現広島県立福山葦陽高校)を卒業、二期会の合唱団員としてオペラ公演に参加し、その後、フラワーデザイン、お菓子作り、花屋の経営などを経て、現在は画業に専念している。

開場時間は10時から18時で、月・日曜日、祝祭日が定休日。入場は無料。