伊東屋でNYの久下貴史が愛猫追悼展、本人も来場

【銀座新聞ニュース=2011年8月3日】銀座・伊東屋(中央区銀座2-7-15、03-3561-8311)は8月4日から8月15日まで本館9階ギャラリーで久下貴史さんによる「第11回個展『フェデリコの思い出』」を開催する。

アメリカ・ニューヨークで猫と暮らし、猫を描き続ける画家の久下貴史(くげ・たかし)さんによる恒例の展示会で、2011年で伊東屋での個展は11回目となる。

今回は久下貴史さんが2010年夏に一時帰国した後、ニューヨークに戻ってしばらくした10月9日に、ニューヨークに住んだときから一緒に暮らした愛猫のフェデリコ(1992-2010、約19歳)が亡くなってしまった。

その際にフェデリコを追悼して描いた「永久なるフェデリコ」や「幻」と題された作品や今も一緒に住んでいるシゲオ・ダ・ヴィンチたちなど愛猫をテーマにした作品などを展示する。また、一点物のオブジェ「寝子猫」も販売する。

また、今回はほかに長年取り組んでいるニューヨークの人々を取り上げたシリーズも一部を展示する。

久下貴史さんは1948年京都府生まれ、1982年に「週刊朝日」の「山藤章二(やまふじ・しょうじ)の似顔絵塾」第1回大賞を受賞し、1983年から連載小説「大世紀末サーカス」、「神曲崩壊」などのさし絵を描き、1986年にニューヨークに移住した。

1996年にニューヨーク生活10年目にソーホー地区の入りロ「ハウストン・ストリートビル」の壁に巨大な1対の壁画を作成、2000年まで壁画シリーズとして4年間で4作品を仕上げている。

2001年に15年間に描きためた作品と新作合わせて約100点を発表する個展を伊東屋で開催、以来、毎年、伊東屋で個展を開いている。今もニューヨークに住み続け、久下貴史さんは「猫が自分の心の中で平和の象徴」と考えて猫を描いている。また、2010年4月に、ペットショップで購入したミケランジェラ(1996-2010)が亡くなっており、そのときはミケランジェラの姿をキャンパスに描いた。

久下貴史さんは、会期中毎日13時から16時まで来場する予定だ。

開場時間は10時(初日は12時)から20時(日曜日と祝日は19時、最終日は18時)まで。入場は無料。