「外事警察」渡部篤郎、真木よう子ら初日挨拶

【銀座新聞ニュース=2012年5月25日】東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)とスターダストピクチャーズ(渋谷区恵比寿西2-3-12、恵比寿オークビレッジ3階)は6月2日から丸の内トーエイ(TOEI、中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で一般公開される「外事警察 その男に騙されるな」の初日に渡部篤郎さん、真木よう子さんらによる舞台あいさつを開催する。

6月2日10時の回、上映終了後に監督の堀切園健太郎(ほりきりぞの・けんたろう)さん、警視庁警部補、公安部外事第4課作業班長「住本健司」役の渡部篤郎(わたべ・あつろう)さん、奥田交易専務「奥田果織」役の真木よう子(まき・ようこ)さん、警視庁巡査長、公安部外事第4課作業班「松沢陽菜」役の尾野真千子(おの・まちこ)さんが舞台に登場してあいさつする。

「外事警察 その男に騙されるな」は2011年11月に刊行された作家の麻生幾(あそう・いく)さんの小説「外事警察コード(CODE)ジャスミン」(日本放送出版協会)を原作とした作品で、警備公安警察の外事課とテロリストとの壮絶な情報戦争、だまし合いを描いている。

2009年11月14日から12月19日までNHK土曜ドラマ枠で放送され、その劇場版で主な配役はドラマのキャストがそのまま演じている。

物語は朝鮮半島からの濃縮ウランの流出と軍事機密データの消失が相次いで起こり、日本での核テロが懸念される事態になるなかで、外事四課は奥田正秀という男を工作員ではないかと疑い、その妻・奥田果織を協力者という名のスパイにするべく近づく。

住本健司の揺さぶりにより、果織は罪悪感を抱きつつ外事警察に協力することにするが、その一方で、韓国諜報機関NISも潜入捜査官を日本に送り込んでいた。外事警察、NIS、テロリスト、協力者、それぞれの思惑が交錯する中、住本は最終手段に出る。

堀切園健太郎さんは明治大学法学部を卒業、NHKに入局、NHK本部制作局第2制作センター(ドラマ番組)専任ディレクターを経て、2008年7月にNHKの子会社、NHKエンタープライズに異動し、NHKテレビドラマ「外事警察」の演出を手がけ、今回の作品で初めて映画監督を務めている。

渡部篤郎さんは1968年東京都新宿区生まれ、高校を中退し、アルバイトを経て「丹波道場」に所属し、日活ロマンポルノなどに出演し、1991年にテレビ東京のドラマ「青春の門」で主演、1995年に映画「静かな生活」で日本アカデミー賞新人賞と優秀主演男優賞を受賞し、その後、映画、テレビなどで活躍し、2008年に映画「コトバのない冬」で初めて監督を務めた。1994年にタレントの村上里佳子(むらかみ・りかこ)さんと結婚した(2005年に離婚)。

真木よう子さんは1982年千葉県印西市生まれ、中学卒業後に「無名塾」に入塾、1年目で「どん底」に出演、その後、合宿で仲代達矢(なかだい・たつや)さんとケンカしてしまい、退塾した。2006年11月、『ゆれる』で 第30回山路ふみ子映画賞新人女優賞を受賞している。2008年に元俳優の片山怜雄(かたやま・れお)さんと結婚し、2009年5月に第1子を出産した。

チケットは5月26日10時から発売し、全席指定で一般2000円、大高生1700円、シニア、3歳以上中学生1200円。