日本橋「今日の空が一番好き」公開で萩原利久、河合優実ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2025年4月18日】国内映画業界第13位の日活(文京区本郷3-38-12)は4月26日にTOHOシネマズ日本橋(中央区日本橋室町2-3-1、コレド室町2、050-6868-5060)で「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」の公開を記念して、萩原利久さん、河合優実さんらによる舞台あいさつを開く。

6月13日から一般公開される「青春ゲシュタルト崩壊」((C)映画「青春ゲシュタルト崩壊」製作委員会)。

26日9時5分の回上映終了後に、監督の大九(おおく)明子さんをはじめ、主人公の大学生「小西徹」役の萩原利久さん、お団子頭の女子大生「桜田花」役の河合優実(ゆうみ)さん、小西のバイト仲間「さっちゃん」役の伊東蒼(あおい)さん、小西の唯一の友人「山根」役の黒崎煌代(こうだい)さんが舞台に登場してあいさつする。

「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」はお笑いコンビ「ジャルジャル」の福徳秀介さんが2020年11月に小学館から刊行した同じ題名の恋愛小説が原作で、大九明子さんが監督と脚本を手掛けている。また、原作者の福徳秀介さんが2006年3月に卒業した出身校の関西大学が撮影に全面協力している。2024年に第37回東京国際映画祭コンペティション部門に出品されている。

物語は大学生の小西徹が思い描いていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送っているところからはじまる。ある日の授業の終わり、お団子頭の女子大生・桜田花の凛々しい姿に目を奪われた小西は、思い切って彼女に声をかける。

いろいろな偶然も重なり、急速に意気投合する2人。会話が尽きないなか、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好き、って思いたい」と桜田が何気なく口にした言葉が、小西の胸を刺す。その言葉は、小西が大好きだった、半年前に亡くなった祖母の言葉と同じだった。桜田と出会えたことに喜ぶ小西だったが、そんな矢先に、運命を変える衝撃の出来事が2人を襲う。

大九明子さんは1968年神奈川県横浜市生まれ、明治大学政治経済学部を卒業、学生時代からコント集団に所属し、卒業後は官庁の外郭団体に秘書として就職するも4カ月で退職し、芸人養成学校スクールJCAの第1期生となり、お笑い芸人、女優として活動し、その後、制作者をめざし、1997年に開校した映画美学校に第1期生フィクション・コース高等科に入学し、その後、修了した。1999年に高等科在学時に「意外と死なない」で映画監督としてデビューした。

1999年に学内シナリオコンテストで選ばれた脚本をもとにした初監督作「意外と死なない」が一般公開され、2007年に「恋するマドリ」で劇場長編監督としてデビューし、以降、2012年に「東京無印女子物語」、2013年に「ただいま、ジャクリーン」、2015年に「でーれーガールズ」などを監督し、2017年に綿矢りささん原作の映画「勝手にふるえてろ」で監督と脚本を手がけ、東京国際映画祭コンペティション部門で観客賞、第27回日本映画プロフェッショナル大賞で作品賞を受賞した。

2020年に「私をくいとめて」で第33回東京国際映画祭・TOKYOプレミア2020にて2度目の観客賞、第30回日本映画批評家大賞・監督賞を受賞した。2024年に「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」で第121回ザテレビジョンドラマアカデミー賞監督賞を受賞した。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、20日11時締め切り。22日10時から一般発売する。料金は全席指定で2200円均一。