【銀座新聞ニュース=2025年6月12日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は6月12日から18日までYOKEYさんとRob Kidneyさんによる2人展「YOU and ME」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で6月12日から18日まで開かれるでYOKEY(ヨーキー)さんとRob Kidney(ロブ・キドニー)さんによる2人展「YOU and ME(ユー・アンド・ミー)」のフライヤー。
陶芸作家のYOKEY(ヨーキー、永井洋子)さんと画家のRob Kidney(ロブ・キドニー)さんの夫婦による2人展で、YOKEYさんは日本の伝統釉薬を用いた深い色合いと柔らかな造形美が特徴的なフォルムで知られる陶芸家で、幻想的な世界観を持つ作品を制作している。一方、Rob Kidneyさんは英国ブライトン出身の画家で、色鮮やかで個性的な多種多様なキャラクターを描くスタイルで、音楽やファッション、インテリアなど幅広い分野で活動している。
今回の「YOU and ME(ユー・アンド・ミー)」は2人の個々の作品に加え、共同制作による陶芸作品も展示され、画廊では「互いに尊重し合い、日々の苦難や葛藤に立ち向かうことに由来しています。異なる考えや哲学、スキルを持った2人の人間が衣食住を共にする中で、自分には何が得意で不得意なのか、その不完全さを互いに認識し、補完しあいながら創造物を築き上げている」。
「ADF webmagazine」によると、YOKEYさんの作品は「ふくよかな女性像や植物、動物が共存する幻想的な風景を通じて、土のゆがみやキズなど、素材が持つ不完全さから美を見出す姿勢を示している。そこには、自然のたくましさや神秘性、そして儚さが込められており、力強い生命力と繊細な感情が共存する」としている。
一方、Rob Kidneyさんの描くキャラクターは「表情豊かでありながらどこか空虚さや戸惑いを抱えており、現代社会を生きる人々の感情の揺れを象徴している。日常の中にある小さなファンタジーを発見し、架空の物語へと昇華させる彼の作風は、世代や文化を越えて人々に共感を与えている」という。
YOKEYさんは埼玉県生まれ、2017年より本格的に陶芸を学び、土の持つ個性と不完全さを活かした造形で知られる。2012年よりギャラリー「WISH LESS(ウイッシュレス)」(北区田端5-12-10、03-5809-0696)を夫婦で主宰している。2023年から個展も開いている。
Rob Kidneyさんは英国ブライトン生まれ、ブライトン大学イラストレーション科を卒業、現在は東京を拠点に活動している。2023年に香港で個展を開いている。
開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。