ピカデリ「TOKYOタクシー」初日に倍賞千恵子、木村拓哉ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2025年11月14日】国内映画業界第3位の松竹(中央区築地4-1-1、東劇ビル、03-5550-1533 )は11月21日に丸の内ピカデリー(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン、050-6875-0075)で「TOKYOタクシー」の公開初日に倍賞千恵子さん、木村拓哉さんらによる舞台あいさつを開く。

11月21日から一般公開される「TOKYOタクシー」((C)2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会)。

21日11時30分の回上映終了後に、監督の山田洋次さんをはじめ、主人公で85歳の老婦人「高野すみれ」役の倍賞千恵子さん、タクシー運転手「宇佐美浩二」役の木村拓哉さん、若き日の「すみれ」役の蒼井優さん、すみれの結婚相手「小川毅」役の迫田孝也さん、宇佐美の妻「宇佐美薫」役の優香さん、「宇佐美奈葉」役の中島瑠菜さん、「高野信子」役の神野三鈴さんがが舞台に登場してあいさつする。

ウイキペディアなどによると、「TOKYOタクシー」は本作が91本目の監督作となる山田洋次さんが、倍賞千恵子さん(1941年生まれ)と木村拓哉さん(1972年生まれ)を主演に迎え、2022年製作のフランス映画「パリタクシー」(原題・Une belle course、人生の旅をする92歳の女性と、そのタクシー運転手の交流を描いている)のリメイクで、人生の喜びを描いたヒューマンドラマだ。

物語はタクシー運転手の宇佐美浩二は、85歳の高野すみれを東京・柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設まで送ることになった。すみれの「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがある」という頼みを受けた宇佐美は、すみれの指示で各地へタクシーを走らせる。

旅を共にするうち、次第に心を許したすみれから語られたのは、彼女の意外な過去だった。タクシーの運転手と客として偶然出会った2人の心、そして人生が大きく動き始める。

ウイキペディアによると、山田洋次さんは1931年大阪府豊中市生まれ、南満州鉄道のエンジニアだった父親の勤務のため、2歳で満州に渡り、少年期を過ごし、1947年に大連から日本に引き揚げ、1954年に東京大学法学部を卒業して松竹に補欠入社、野村芳太郎(1919-2005)作品の脚本家、助監督を務め、1961年に「二階の他人」で監督デビューした。松竹ではヌーベルバーグが活躍していた時代にあって、松竹大船調路線の後継者として「下町の太陽」(1963年)、「馬鹿まるだし」(1964年)などのコメディを中心とした作品で企業内監督の道を歩む。

1968年にフジテレビの連続テレビドラマ「男はつらいよ」の原案・脚本を担当し、テレビドラマのヒットにより1969年に映画化され、「男はつらいよ」を監督し、観客動員が地味だったが、評判を呼び、その後、約50年間に48作が制作される大ヒットシリーズとなった。1969年に芸術選奨文部大臣賞、その後、2、3年おきに「家族」や「同胞」などを手がけ、高い評価と手堅い成績を収めた。1972年に菊池寛賞、2002年に藤沢周平(1927-1997)原作の「たそがれ清兵衛」を制作、アメリカの「第76回アカデミー賞」外国語映画部門にノミネートされた。

1988年から2009年にかけては、「男はつらいよ」シリーズに代わり、松竹を支える看板喜劇映画シリーズとなった「釣りバカ日誌」シリーズ全22作の脚本を手がけた。2004年に藤沢周平原作の時代劇「隠し剣 鬼の爪」で「第7回ジンバブエ国際映画祭」最優秀作品賞を受賞した。同年に横綱審議委員、文化功労者、2008年に芸術院会員(小津安二郎=1903-1963=以来、映画監督で2人目)、2012年に文化勲章を受賞した。

財団法人「いわさきちひろ記念事業団」理事長、関西大学大学院文学研究科、立命館大学映像学部の客員教授、文化学院の特別講師。妻は「平塚らいてうの記録映画を上映する会」副会長を務めた山田よし恵(1932-2008)。

「男はつらいよ」は30作を超えた時点で世界最長の映画シリーズとしてギネスブック国際版に認定され、渥美清(1928-1996)の死去により、1995年に公開された第48作「寅次郎紅の花」をもって幕を閉じた。その後、「寅次郎ハイビスカスの花」を再編集し、新撮影分を加えた「寅次郎ハイビスカスの花 特別編」が1997年に公開された。

チケットはすでにチケットぴあで先行抽選販売を受け付けており、16日23時59分締め切り。19日10時から一般発売する。料金は全席指定で2500円均一。