丸善丸の内で関修一「小ネズミとフクロウ」原画展、トークも

【銀座新聞ニュース=2026年1月13日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は1月15日から20日まで4階ギャラリーで関修一さんによる原画展「『小ネズミとフクロウ』出版記念展」を開く。

丸善・丸の内本店で1月15日から20日まで開かれる関修一さんの「小ネズミとフクロウ」の原画展に出品される表紙。画像は関修一さんの「ハック!絶対放すなよ」。

キャラクターデザイナーの関修一さんが今回はイラストを手掛け、東京国際映画祭事務局顧問のあらいしげと(新井重人)さんが文章を書いた絵本「小ネズミとフクロウ」(成隆出版、税込2090円)が1月25日に刊行されるのを記念して、原画展を開く。

関修一さんが新作の絵本を手掛けるのは、1993年4月の小さな恐竜と女の子の物語を描いた絵本「REX in four seasons(レックス・イン・フォーシーズンズ)」(KADOKAWA=角川書店)以来33年ぶりで、「渾身の力を込めて描き下ろされた」(丸善)原画を展示する。また、「小さなバイキング ビッケ」(1972年)や「トム・ソーヤーの冒険」(1980年)、「ペリーヌ物語」(1978年)などの世界名作劇場の原画最新作をはじめとする版画を展示販売する。

出版社によると、この絵本は小ネズミとフクロウの「命」と「友情」をめぐる物語で、北国の森の中、お腹をすかせたフクロウが、一匹の小ネズミを捕まえた。しかし、戦禍の流れ弾に当たったフクロウは地上に落下し、小ネズミは自由の身となる。だが、なぜか小ネズミは逃げることなく、傷ついたフクロウの「命」を助けようとする。やがて、小ネズミとフクロウの間には、種の垣根を超えた不思議な「友情」が生まれた。

関修一さんは1946年東京都大田区生まれ、1966年に日本デザインスクールグラフィックデザイン科に入学、在学中の1967年に「TCJ」(現エイケン)に入社、美術担当として背景などを描いていたが、1968年に「サスケ」の動画を担当、1969年に「カムイ外伝」でキャラクターデザインを手がけ、「世界名作劇場」をはじめ、日本アニメの作品で多くのキャラクターデザインを担当し、1970年にエイケンを退社、「ブラックジャック」(2004年)や「ドラえもん」(2005年)などのテレビアニメの原画なども手がけた。

劇場アニメとしては「ペリーヌ物語」(制作は1980年、公開は1990年)のキャラクターデザイン、1995年に「2112年 ドラえもん誕生」の原画を手掛けた。劇場アニメ版の「ドラえもん」シリーズとしては、2004年の「のび太のワンニャン時空伝」(原画)、2006年の「のび太の恐竜2006」(原画)、2009年の「新・のび太の宇宙開拓史」(原画)、2013年の「のび太のひみつ道具博物館」(原画)、2014年「新・のび太の大魔境ーペコと5人の探検隊」(原画)を担当し、現在、フリーとして活動している。

18日14時からあらいしげとさんと関修一さんによるギャラリートークを開く。MCは絵本作家の由美村嬉々(ゆみむら・きき)さんで、制作過程のエピソードや作品に込められた思いなどについて話し合う。定員は30人で、事前の予約が必要で、店頭もしくは7電話(03-5288-8881)で申し込む、先着順。

あらいしげとさんは1961年生まれ、大手映画会社に入社し、30年以上にわたり映画業界に従事し、数多くの邦画と洋画の宣伝、営業、邦画製作に携わり、現在はフリーランスのアドバイザーとして、 映画ビジネスや映像コンテンツ制作の仕事に関わっている。また、創作活動もはじめ、「小ネズミとフクロウ」が初の絵本原作となる。現在、東京国際映画祭事務局顧問。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)、入場は無料。15日8時45分から丸善・丸の内本店1階入口前で原画購入整理券の抽選会を開く。