ホットペッパー調べ外食11月1%増、19年比で前月より悪化

【銀座新聞ニュース=2026年1月9日】大手情報会社のリクルートホールディングス(千代田区丸の内1-9-2、グラントウキョウサウスタワー、03-6835-1111)傘下のリクルート(2021年4月1日付でリクルートライフスタイルを統合、千代田区丸の内1-9-2、03-6835-3000)の「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」はこのほど、2025年11月の「外食市場調査」を発表した。

コロワイドグループのカッパ・クリエイトが運営する回転寿司チェーンのかっぱ寿司は1月13日から21日まで平日限定で「おにぎり」と「フライドポテト」を税込各90円で提供する。「香ばし炙りおにぎり」(通常160円で22日以降も販売)は特製タレを塗り、直火で炙ることで、外はカリッ、中はふっくらしている。軽い食感の「ちょこっとフライドポテト」は、寿司のお供にも食事の合間にも楽しめるメニューとしている。

それによると、11月の首都圏・関西圏・東海圏(東名阪)の3圏域の外食市場規模は前年同月比1.2%増の3041億円と8カ月続けてプラスだった。また、コロナ禍前の2019年11月比では10.4%減(2019年10月比4.4%減、9月比6.2%減、8月比8.2%減、7月比13.4%減、6月比13.9%減、5月比3.1%減、4月比11.3%減、3月比13.8%減、2月比6.8%減、1月比5.4%減)と5カ月ぶりに悪化し、マイナス幅も4カ月ぶりに10%を上回った。

外食単価は同35円増の2962円で37カ月連続でプラス、前月比では4円のマイナスだった。2019年11月比でも15.6ポイント増と伸びた。外食実施率は68.2%と前年比では0.7ポイント減(前月比0.4ポイントプラス)と19カ月ぶりに下回った。2025年3月に実施率が70.2%と2020年2月以来の70%超となったが、4月(68.3%)、5月(69.2%)、6月(67.5%)、7月(67.6%)、8月(69.5%)、9月(69.4%)、10月(68.9%)と8カ月続けて60%台にとどまっている。

外食頻度(外食回数)は月に3.82回と前年よりも0.04回増えており、前月比でも0.03回増えている。外食頻度の2019年11月比は22.5%減(10月比18.5%減)と大きく後退した。2019年11月比で外食頻度が後退し、外食実施率も低下、外食単価が下がり、今回の市場規模の後退につながったとしている。

吉野家は1月21日15時まで「牛丼」(並盛)を2個テイクアウトで注文すると税込864円と2個で114円得になるキャンペーンを実施中。3個なら1242円(225円得)、4個で1620円(336円得)になる(デリバリーは対象外)。また、とろけるほど柔らかい豚バラ肉を厚切りで仕上げた「厚切り豚角煮定食」(税込1097円)も期間限定で店内で提供している。

外食市場規模の業態別を見ると、食事主体業態・計は前年同月比1.8%増(2019年11月比2.8%減)、飲酒主体業態・計は同3.2%減(同26.5%減)、軽食主体業態・計は同29.1%増(同18.4%増)。2019年11月比では軽食主体業態・計が6カ月連続してコロナ禍前を上回っている。

外食市場規模は圏域別では首都圏が1896億円(同2.3%増、8カ月続けてプラス)、関西圏が814億円(同1.2%増、2カ月ぶりプラス)、東海圏が331億円(同4.3%減、4カ月続けてマイナス)と首都圏と関西圏が前年を上回った。

主要16業種(調査は26分類)を対象とした外食市場規模は食事主体の「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」が同29億円増の335億円、食事主体の「ファミリーレストラン、回転すし等」が同18億円増の246億円、軽食主体の「牛丼、カレー等1品もの専売業態」が17億円増の49億円、食事主体の「フレンチ・イタリアン料理店(ファミリーレストラン以外)」が同15億円増の253億円など8業種が前年同月を上回った。

これに対して、飲酒主体の「居酒屋(焼鳥、串焼き、串揚げ等、飲酒メインの業態含む)」が同36億円減の565億円、食事主体の「和食料理店(すし、割烹、料亭、郷土料理専門店等)」が同14億円減の447億円、食事主体の「アジアン料理店」が同7億円減の66億円など6業種が前年同月を下回った。ほかに、食事主体の「中華料理店(ラーメン専業店は除く)」と食事主体の「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」が前年並みだった。

外食単価は、飲酒主体の「バー、バル、ワインバー、ビアホール、パブ」が同484円高の4779円、軽食主体の「喫茶・カフェ」が同390円高の1719円、食事主体の「お好み焼き、鉄板焼き等の専業店」が同289円高の3231円など、13業態が前年を上回った。

これに対して、食事主体の「アジアン料理店」が同239円安の2988円、食事主体の「すき焼き、しゃぶしゃぶ、鍋、おでん等の専業店」が同134円安の4147円、食事主体の「レストラン、食堂、ダイニング、洋食店」が同35円安の2711円と3業種のみが前年を下回った。

調査は首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏90分圏、関西圏80分圏、東海圏60分圏の市区町村に住む20歳から69歳までの男女を対象にインターネットによって実施した。

実施時期は事前調査を10月17日から11月6日まで52万0277件を対象に行い、回収数が2万9056件(回収率は5.6%)。本調査は12月1日から10日まで1万0658件を対象に実施し、回収数が7628、回収率は71.6%、有効回答数が7563件だった。

本調査での「外食(実施率)」とは、夕方以降の時間帯で店で食事した場合を対象とし、1日2回までの外食を含んでいる。また、2019年4月から調査対象にコンビニ、スーパーなどの「イートイン」の選択肢を追加している。