フード協、6月外食3.3%増、22カ月連続

【銀座新聞ニュース=2018年7月27日】一般社団法人「日本フードサービス協会」(港区浜松町町セントラルビル、03-54031-29-6、浜松-1060)はこのほど、6月の「外産業市場動向調査」を発表した。

三笠会館内のフレンチ店「榛名」で7月28日18時30分から開かれるシャンパン「ポメリー」とのコラボディナー。メニューは夏野菜のカクテル カキの風味”オイスターリーフ”を添えて、和歌山県産鮎のルーロきゅうり すいか ベアルネーズと共に、フランス・ブレス産プーレのシャンパンヴィネガー風味-プーレ オ ヴィネーグルを現代風に、などで、料金は2万2000円(税、サービス料込)。

6月は土曜日が1日多い曜日周りに加え、全国的に平均気温が高く、関東甲信地方が早くも月末に梅雨明けするなど、晴れの日が多かったことも客足にプラスとなった。また、引き続き高付加価値メニューや価格改定による客単価の上昇が売上を下支えしており、売上高は3.3%増と2016年9月から22カ月連続して前年を上回った(既存店ベースは未公表)。

業態別では、ファーストフード(FF)が同4.3%増で2015年12月から30カ月連続プラス、ファミリーレストラン(FR)が同2.6%増と2カ月ぶりにプラス、パブ・居酒屋が同1.6%減と6カ月続けてマイナスとなり、ディナーレストランが同5.5%増と2016年9月から22カ月連続して前年を上回り、喫茶が同2.5%増と2カ月ぶりにプラスと、パブ・居酒屋を除いて、前年実績を上回った。

また、6月の店舗数は同0.6%増、客単価が同1.9%増だった。

日本フードサービス協会の統計は会員が200事業者数(5月204、4月207、3月200、2月195、1月192)、店舗数が3万6689店(3万7232店、3万6843店、3万6759店、3万6359店、3万6197店)が対象で、内訳はファーストフードが61社(61社、60社、59社、55社、54社)、2万0163店(2万0603店、2万0023店、2万0571店、1万9689店、1万9768店)。

ファミリーレストランが52社(54社、56社、52社、52社、50社)、9911店(9875店、1万0061店、9187店、9946店、9773店)、パブ・居酒屋が33社(34社、34社、33社、32社、31社)、2271店(2361店、2245店、2467店、2247店、2202店)、ディナーレストランが24社(25社、26社、26社、26社、27社)、1004店(999店、1000店、1002店、978店、1017店)、喫茶が15社(15社、17社、16社、16社、16社)、2081店(2130店、2239店、2229店、2227店、2164店)。

外食産業(上場企業)の上位3社の6月の既存店売上高は1位のゼンショーホールディングス(すき家、店舗数1939店)が前年同月比2.6%増と2カ月ぶりにプラス、2位のすかいらーく(全グループ、3187店)が同2.9%増と3カ月ぶりにプラス、3位のコロワイド(全グループ、2462店)が同2.3%増と3カ月ぶりのプラスと3社とも前年を上回った。