フード協18年外食2%増、4年連続、客数・単価堅調で

【銀座新聞ニュース=2019年1月26日】一般社団法人「日本フードサービス協会」(港区浜松町町セントラルビル、03-54031-29-6、浜松-1060)は1月25日、2018年と2018年12月の「外食産業市場動向調査」(全店ベース)を発表した。

飲食のマーケティング会社、favy(新宿区西新宿6-16-6、新宿タツミビル、050-1746-3240)が展開する、料理人が独立して飲食店を運営できる「リダイン銀座(re:Dine GINZA)」(中央区銀座4-3-1、並木館9階)に、このほど自ら展開する定額制コーヒースタンド「コーヒーマフィア(coffee mafia)」第3号店(050-3628-5009)を開店した(画像はフライヤー)。
毎月、定額の会員権を購入すると、ランクに合わせて、毎日コーヒーを無料で飲めるシステムで、シングルコ-ヒーのクイックカップで飲める3000円(ライト=Light=プラン)、クイックカップに10種類以上のスパイスやシロップなどのうち2種類を飲み比べできる4800円(スタンダード=Standard=プラン)、すべてのコーヒーメニューを味わえる6500円(プレミアム=Premium=プラン、いずれも税込)の3種類がある。営業時間は8時から21時で無休。

全業態で2018年の外食産業の売上高は前年比2.3%増と4年連続で前年を上回った。5月連休後の節約志向、7月豪雨の天候不順などで伸び率が縮小したものの、年間を通して堅調に推移した、としている。

また、2018年の店舗数は同0.4%増、客数が同0.8%増、客単価が同1.5%増だった。

業態別では「ファーストフード」の特に洋風が引き続き堅調に推移し、同3.3%増で3年連続プラス、「ファミリーレストラン」も客単価の上昇と依然堅調な「焼き肉」により同1.3%増で7年連続プラス、「ディナーレストラン」も同3.2%増で7年連続プラス、「喫茶」も同0.8%増で7年連続プラス、「パブレストラン/居酒屋」は同1.5%減で10年連続マイナスだったものの、下げ止まり傾向にある、としている。

業態別では「ファーストフード」が店舗数が同0.4%増、客数が同1.7%増、客単価が同1.5%増だった。「ファミリーレストラン」は店舗数が同0.8%増、客数が同0.6%減、客単価が同1.9%増だった。「ディナーレストラン」は店舗数が同1.4%減、客数が同2.5%増、客単価が同0.7%増だった。「喫茶」は店舗数が同0.7%増、客数が同1.0%減、客単価が同0.7%増だった。「パブレストラン/居酒屋」は店舗数が同1.7%減、客数が同1.2%減、客単価が同0.4%減だった。

一方、12月は、振替休日により土・日曜日、祝日数が1日多い曜日まわりのなか、各種キャンペーンや季節商品の訴求などが奏功したところが多かったファーストフードに牽引され、全体の売上高は前年同月比2.1%増と28カ月連続して前年を上回った(既存店ベースは未公表)。

業態別では、ファーストフード(FF)が同3.7%増で2015年12月から36カ月連続プラス、ファミリーレストラン(FR)が同0.3%増と2カ月ぶりにプラス、パブ・居酒屋が同0.7%増と3カ月続けてプラスとなり、ディナーレストランが同3.0%増と2016年9月から28カ月連続して前年を上回り、喫茶が同0.9%減と3カ月ぶりにマイナスだった。

また、12月の店舗数は同0.4%増、客単価が同0.9%増だった。

日本フードサービス協会の統計は会員が197事業者数(11月202、10月201、9月199、8月190、7月194、6月200、5月204、4月207、3月200、2月195、1月192)、店舗数が3万6637店(3万6567店、3万6380店、3万6602店、3万6572店、3万6524店、3万6689店、3万7232店、3万6843店、3万6759店、3万6359店、3万6197店)が対象。

内訳はファーストフードが56社(58社、57社、60社、57社、59社、61社、61社、60社、59社、55社、54社)、1万9954店(1万9990店、1万9844店、2万0086店、2万0001店、2万0024店、2万0163店、2万0603店、2万0023店、2万0571店、1万9689店、1万9768店)。

ファミリーレストランが52社(52社、51社、52社、50社、53社、52社、54社、56社、52社、52社、50社)、9814店(9847店、9759店、9848店、9778店、9848店、9921店、9911店、9875店、1万0061店、9187店、9946店、9773店)、パブ・居酒屋が33社(32社、34社、33社、32社、30社、33社、34社、34社、33社、32社、31社)、2388店(2335店、2393店、2381店、2241店、2193店、2271店、2361店、2245店、2467店、2247店、2202店)。

ディナーレストランが25社(26社、26社、26社、23社、23社、24社、25社、26社、26社、26社、27社)、1007店(1013店、1012店、1010店、959店、999店、1004店、999店、1000店、1002店、978店、1017店)、喫茶が14社(16社、16社、14社、15社、15社、15社、15社、17社、16社、16社、16社)、2062店(2064店、2054店、2059店、2061店、2097店、2081店、2130店、2239店、2229店、2227店、2164店)。

外食産業(上場企業)の売上高上位3社の12月の既存店売上高は1位のゼンショーホールディングス(すき家、国内店舗数1933店)が同2.0%増と7カ月続けてプラス、2位のすかいらーく(全グループ、3200店)が同0.7%増と5カ月続けてプラス、3位のコロワイド(全グループ、国内の直営1509店、FC店1188店)が同0.7%減と4カ月続けてマイナスだった。