丸善日本橋で草間弥生展、岡本太郎、元永定正、村上隆らも

【銀座新聞ニュース=2020年11月16日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は11月18日から24日まで3階ギャラリーで「草間弥生と現代アート展」を開く。

丸善・日本橋店で11月18日から24日まで開かれている「草間弥生と現代アート展」に出品される作品「生命は限りもなく、宇宙に燃え上って行く時」(木版画、2015年)。

今回は、世界で注目されている日本の作家、草間弥生(くさま・やよい)さんを中心に、国内外で人気の高い現代アートの版画作品を中心に、元永定正(もとなが・さだまさ、1922-2011)、岡本太郎(おかもと・たろう、1911-1996)、村上隆(むらかみ・たかし、1962年生まれ)さんらの作品を展示販売する。

ウイキペディアなどによると、草間弥生さんは1929年長野県松本市生まれ、1945年に大戦下に疎開してきた画家たちが立ち上げた「第1回全信州美術展覧会」に16歳で入選、松本高等女学校(現長野県松本蟻ヶ崎高校)を卒業、京都市立美術工芸学校(現京都市立銅駝美術工芸高校)の4年生最終課程に編入して日本画を学び、翌年卒業、絵画技法を身につけるも、旧弊な日本画壇に失望し、松本の実家で毎日数十枚以上を描いた。

1957年にアメリカにわたり、ニューヨークを中心に活動、ハプニングと称される過激なパフォーマンスを実施し、ベネチア・ビエンナーレにも参加し、1960年代には「前衛の女王」の異名をとり、平和・反戦運動にも携わった。1968年に自作自演の映画「草間の自己消滅」で第4回ベルギー国際短編映画祭に入賞、第2回アン・アーバー映画祭で銀賞、第2回メリーランド映画祭でも受賞した。

1973年に体調を崩し日本へ帰国、入院し、1978年に処女小説「マンハッタン自殺未遂常習犯」を発表、1983年に小説「クリストファー男娼窟」で第10回野性時代新人文学賞を受賞、1993年にベネチア・ビエンナーレに日本代表として参加、2000年に第50回芸術選奨文部大臣賞、2001年に朝日賞、2002年に紺綬褒章、2006年に旭日小綬章、ライフタイムアチーブメント賞、高松宮殿下記念世界文化賞、2009年に文化功労者、2013年に東京都新宿区に個人美術館を建て、2014年に安吾賞、2016年に文化勲章を受章している。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)。

注:「草間弥生」の「弥」は正しくは旧漢字です。原則として名詞は常用漢字を使用しています。