丸善日本橋で井崎正治「木工品」展、武藤公夫の陶芸品等も

【銀座新聞ニュース=2026年3月18日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は3月18日から24日まで3階ギャラリー特設会場で井崎正治さんらによる「井崎正治とつくるなかまたち展 XⅥ-つくるを愉しむ」を開く。

丸善・日本橋店で3月18日から24日まで開かれる「井崎正治とつくるなかまたち展 XⅥ(第16回)」に出品される井崎正治さん(左)と武藤公夫さん(右)の作品。

「工房塩津村」(愛知県蒲郡市竹谷町東作間35-1、0533-67-3759)を主宰する木工作家の井崎正治さんとその仲間が木工家具、木彫、木の小物、鉄などの作品を展示販売する。丸善・日本橋店での「井崎正治とつくるなかまたち展」も2026年で16年目になる。

井崎正治さんは「たくさんの想いを形におきかえていろいろな方に手渡していける幸福を感じています。今回からつくるなかまも作品も増えることになりました。会場は変則的な設営となり楽しい会場になるかと思います」としている。

今回は井崎正治さんのほかに、陶芸工房「夢陶」(愛知県瀬戸市)の武藤公夫さん、「木軸ペン工房KIKI」(愛知県豊橋市菰口町3-21、090-4251-7678)の平川翔一さん、「いろはに木工所」の山下純子さん、「アトリエ炎」の山田泉美さんと、井崎正治さんの「工房塩津村」で制作する山田太志(ふとし)さん(2001年生まれ)と黒田岬さん(1996年生まれ)も出品する。

井崎正治さんは「幼い記憶の中にひそんでいた懐かしい想いと肌感覚で思い出されるかたちが木彫りや絵におきかえられています。言葉や文字にできないなにかを感じてもらえれば」としている。

同じく出品される平川翔一さん(左)、山下純子さん(右)の作品。

井崎正治さんは今回の出品作家に関して、武藤公夫さんについては「お話から飛び出したような人、動物、建物、乗り物とどれも夢を感じる不思議な世界を創りあげる作陶家」としている。

平川翔一さんについては、「世界の銘木を削り出し、木製のペン軸をつくり出します。ふたつとない木目の魅力が引き出されていて書くことの楽しさを誘われそう」としている。

山下純子さんについては「普段は小さな木工から家具までを制作していますが、今回は木の温もりを感じられる樹の持ち手『樹と握手するバッグ』を発表する」。

山田太志さんについては「漆や家具の仕事をしながら木で猫たちを彫り続けています。山田太志の手から猫の家族や友達がどんどん生まれ大所帯になってしまい里親を探しています」としている。

黒田岬さんについては「いろいろな家の形をした時計、どの家にも犬やねこ、馬までが遊んでいます。掛時計、置き時計とそれぞれの黒田式時計が自由に時を刻んでいます」。

井崎正治さんは1948年愛知県蒲郡市生まれ、15歳より木工ろくろの技術を主とする工房で修業し、1971年に23歳で独立、「工房塩津村」を設立、食器や家具をはじめ、彫刻、絵画など幅広く制作している。長野県にある旅館「三水館」などの建築空間も手掛けている。

同じく出品される山田泉美さん(左)、山田太志さん(中央)、黒田岬さん(右)の作品。

武藤公夫さんは1992年に愛知県立窯業高等技術専門校を修了、1993年に朝日陶芸展で入選、1994年に日本現代陶彫展で入選、2000年に銀座松屋で個展を開いている。、

平川翔一さんは大学卒業後に映画館に勤務、2013年ころに祖父が倒れ、映画館勤務を続けながら家業を手伝い、その後、木材加工の道に入り、2023年に「第6回あいち木づかい表彰」で優秀賞を受賞、同年5月に「木軸ペン工房KIKI」をオープンし、国産材などを使って木軸シャープペンシル、ボールペン、万年筆を中心に文房具を制作している。

山下純子さんは共立女子大学家政学部生活美術学科を卒業、平塚職業訓練校木工科を修了後に井崎正治さんに師事し、2005年に「いろはに木工所」を東京・谷中で設立、2017年に両国に移転し、2025年4月に神奈川県茅ヶ崎市に移転している。山下純子さんがデザインから制作まですべて行っている。

山田泉美さんは2017年に東京ガラス工芸研究所を卒業、在学時の2016年に「ジルウサ ランプワーク展」で奨励賞、2017年4月に同研究所に入社、同年に第31回新島国際ガラスアートフェスティバルでスカラーシップを受賞、2018年から静岡文化芸術大学特別講師、2019年からものつくり大学鍛金で非常勤講師、2024年から「アトリエ炎」に所属している。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日15時)まで。