東宝18年映画収入、コード・ブルー93億円、コナン91億円など

【銀座新聞ニュース=2019年1月30日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は1月29日、2018年の映画年間作品興行収入(10億円以上)を発表した。

2018年に東宝配給の作品で1位だった「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命」((C)2018「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」製作委員会)。

2018年の映画営業部門興行成績は前年比2.4%減の605億3664万円と、2017年に続けて2年連続で前年を下回った。

作品別では、2016年が10億円以上の興行収入をあげた作品が25本に対して、2017年は24本、2018年は17本と前年よりも7本も減少した。

1位が「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命」で93億円(7月)、2位が「名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)」で91億8000万円(4月)と2017年にはゼロだった90億円超が2本あった。

3位が「映画ドラえもん のび太の宝島」で53億7000万円(3月)、4位が「デスティニー(DESTINY)鎌倉ものがたり」が32億1000万円(12月)、5位が「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」30億9000万円(7月)、6位が「検察側の罪人」で29億6000万円(8月)だった。

7位が「未来のミライ」で28億8000万円(7月)、8位が「映画妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活」で20億4000万円(12月)、9位が「スマホを落としただけなのに」で19億6000万円(11月)、10位が「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ-拉麺大乱」で18億4000万円だった。

ほかは「ちはやふる-結び」が17億3000万円(3月)、「僕のヒーローアカデミア THE MOVI-2人の英雄」が17億2000万円(8月、現在も上映中)、「空海-KU-KAI-美しき王妃の謎」17億円(2月)、「祈りの幕が下りる時」が15億9000万円(1月)、「コーヒーが冷めないうちに」が15億円(9月)、「ラプラスの魔女」が14億円(5月)、「センセイ君主」が12億3000万円(8月)だった。